桃色の雲

BoysLove本を含む読書感想日記。 感想日記はネタバレ全開です。 BoysLove・やおい・耽美等の語彙に反応しない方はご注意下さい。

青鯉

たけうちりうと 2007年 シャイノベルス(大洋図書)

競泳界ではスピード社の水着で盛り上がっておりますが〜あたしはたけうちさんの水中シーンに萌えました。その本がこちら。

青鯉 (SHY NOVELS (199))
高階 佑
4813011675


青鯉 たけうちりうと 2008年 SHYノベルス(大洋図書)

初出が1998年の小説JUNE。少々遠い時代ですが現在のアイティムがなくとも物語は面白いです。
一人の平凡なサラリーマンがある日体臭の異変に気がつきます。これはある種の身体構造の変化なんだけど、ファンタジーっぽい所に物語の吸引力を感じますね。
どーして臭うようになったのか?をキーワードに彼の語り口調で進む物語には人生の哀愁も感じます。これは作者側に豊満な人生を経験したからこそ成せる技量かも知れないですねー。
Hシーンにタッチコミュニケーション的なイヤラシさはないけど、水中でのHシーンは幻想的でキレイです。パステルカラーが織り成す絵画のよう。
攻め言葉も濃厚なベットシーンもないけれど、ここまで美しくまとめたHシーンもないのでは?
BL本という括りではなく一般小説としても読める本です。

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のぼうの城

和田 竜 2007年 小学館

最近、本の装丁に漫画家が進出しておりますが、お堅い内容の本でもあのイラストをみたら
つい買いたくなる心理、わかりますわー。
なんっつーかオタク心を擽られるんだよね。
BL本では昔からイラストレーターは重要視されていたから、このテクが一般化したのかなぁーと
思わなくもないですが〜本屋に入る楽しみが増え、しかも眼福。本屋に滞在する時間がまたのびまする〜。

のぼうの城
和田 竜
409386196X


こちらもその手の本。カバーイラストはオノナツメさん。
非BL本。
新聞などの書評で紹介されているから既にご存知の方も多いと思います。
本屋でもポップカードが立っていますよね。
歴史小説は司馬さんくらいしか読まないんだけど、コレは読みやすい文体で登場人物がそれぞれ超・個性的!みんな憎めないキャラで母性本能を擽られると言いますか、のぼう様である成田長親をはじめ石田三成にさえも慈愛に満ちた感情が胸に芽生えます。
時は戦国時代ですからドンパチシーンもあり、武士道もビシバシ説いてます。
水攻めシーンは圧巻。のちの水上でのぼう様が踊る舞には笑いと涙があります。
BL本に詰まった時、果ては飽きた時にいかがでしょう?気分がスカッとしますよ。

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黒い竜は二度誓う

FC2が使いやすくなりましたね。
以前はカテゴリなど増やす度にいちいち上げていたんだけど、今度は数字記入で一発挿入OK!
これは便利だわ。

先日アヤシイレーベルが白泉社から出たので買ってみた。
帯の文句は「ビタースイーツでよりDARKな新選択危険領域・拡大中」
よーく読んでみれば些か意味不明な文である。(^^:)
<花丸文庫BLACK>が新レーベル名で黒い背表紙からはハードなイメージが漂います。
BLでは黒い方が凄くイヤラシイ気分になりますなぁ。
んで買った本はこちら。

黒い竜は二度誓う 英田サキ 2008年 花丸文庫BLACK (白泉社)

英田さん新境地。ファンタジーモノ。
しかし感想は「むむむー。」

ファンタジーは好きでよく読む分野だけど〜これは・・・どーなんだろう?
まず舞台世界に濃厚感がなくてどこかで読んだ二番煎じ世界に見えるんだよね。
現代アートの第一人者がいきなり古典趣味に目覚めたような、ショートケーキに黒酢をたらしたような〜
どこかちぐはぐな感じがするんですよ。
受け男の男気は健在だし、攻めや他の人物設定にぬかりはないんだけどやはりキャラ達が生きる物語世界に勢いがない気が・・・。
うーむ。これは文体に豪華さないからかも知れない。
キャラ達の容姿端麗な描写はBLにとって不可欠と同様に、ファンタジーだったら、いやファンタジーだからこそお城内のカーテンとか衣類の刺繍とか〜細部までこだわって欲しかったかも。
これは会話においても然り。

黒い竜は二度誓う (花丸文庫BLACK ア 1-1)
英田 サキ
4592850211

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ビューティフル・プア

榎田尤利 2008年 ビーボーイノベルズ(リブレ出版)

こちらとほぼ同時期に出た「菫の騎士」(大洋図書)も読んだけど、あたしはこっちが好きだなー。
まず稲荷家さんの華麗な表紙にうっとり。(H絵も素晴らしい!)
次に気品あるれる貴族さまにうっとり。(貧乏だけど。)
そして王道路線を突っ走る物語にうっとり。(笑いあり涙ありの感動のフィナーレ!←誇大広告(^^;)

架空の国(トリニティア)が舞台ですがこの名前は「菫の騎士」にも出てきます。
「ビューティ〜」が現代としたら「菫」はファンタジーだから名前だけがシンクロしているだけかも知れないけれどキャラ文庫の例もあるし、今後どうなるかは榎田さん次第でしょうか?

素直にBL好きの方だったらとても楽しめる内容です。
私はちょっと(かなり?)偏食型BL読者なのですが、それでも面白かった!
貧乏貴族様が身売りするという突拍子もない設定なんだけど、コメディとシリアスのバランスが良いですね。
謎解き要素もあるし、中だるみしない吸引力があります。
貴族貧富関係なく主人公の生き様には一本筋が通っていて男気を感じました。

ビューティフル・プア (B-BOY NOVELS)
榎田 尤利
4862633854

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ドロップアウトシリーズ

ドロップアウト 佐々木禎子 ホワイトハート(講談社)
甘い爪痕 2007年  
堕天使の焦燥 2007年  
龍の咆哮 2008年


新宿歌舞伎町で白衣の堕天使と称される無資格医師・能瀬修哉(のせ・しゅうや)の元にある日
劉華勝(リュウワセン)がやってきた。相変わらず野獣のような危険な匂いを放って、修哉と5年振りに再会する。劉華勝はかつて修哉を激しく追い詰めた香港マフィアの幹部だった!

急激に医者モノが読みたくなり手に取った本。

香港マフィアと無資格医師のお話。劉華勝と修哉は過去に付き合っていたので、「甘い爪痕」は過去と現在を取り混ぜて進んでいきます。「堕天使〜」は香港マフィアの縄張り争いがメインで最終巻「龍の〜」は舞台を香港に移動してハッピーエンド。
香港マフィア=ゴージャスと貧乏医者のカップルはオイシイ設定。
しかーし修哉の煮えきれない性格が少々辛かった。女々しいといえばそれまでなんだけど、劉華勝の胸になかなか飛び込まないじれったさ。これが三巻通して続いたのには参りました。
そしてもうひとーつ!
サブキャラ達が少々勿体ない気がする。裏社会ならではの個性豊かな面々が修哉を取り巻いているんだけど、人物設定が豪華な割には中身が薄いといいますか・・・(辛口で申し訳ない)味方なのか敵なのか?個人主義の割には計算高くない点がわかりにくかったなぁ。シロ、クロ(←コレ、キャラのネーミングです。)はっきりしないから読んでいる時にもイラっときたりして。
ラブ話的には好きだけど修哉の性格とサブキャラ達の立ち位置が不安定な点もあって本筋が興醒めした部分もあり。
医者らしいエピソードもあって良かったんですけどねぇ。

ドロップアウト 甘い爪痕 (講談社X文庫 さK- 1 ホワイトハート)
実相寺 紫子
4062559005


ドロップアウト堕天使の焦燥 (講談社X文庫 さK- 2 ホワイトハート)
佐々木 禎子
4062559978



ドロップアウト 龍の咆哮 (講談社X文庫 さK-03 ホワイトハート) (講談社X文庫―white heart (さK-03))
実相寺 紫子
4062865203



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