桃色の雲

BoysLove本を含む読書感想日記。 感想日記はネタバレ全開です。 BoysLove・やおい・耽美等の語彙に反応しない方はご注意下さい。

姉貴の恋人

麻生玲子 2007年 アズ・ノベルズ(イースト・プレス)

姉と二人、ずっと支えあって生きてきた大学生の羽深勇希(はぶか ゆうき)。ある日、結婚を目前に控えた姉が交通事故で急死。成り行きで姉の婚約者・野田恭一(イケメン精神科医)と同居することになって・・・。

シリアス系を望んでいたんですが・・・。
いや、なんかね、ダーク調な麻生さんが読みたいなっと思ってポチっと某ネット本屋でクリックしたんですけど。
“イケメン精神科医”とあらすじに書かれている点からみても、これはイチかバチかの勝負だなと思っていたんですけどね。
ネットで本を買うときはいつも勝負をしているんですけど(^^;)これは店頭でちら読みしてから買えば良かったなぁ・・・。

ああー。
ウチの近所に大型BL本屋があればなぁー。
朝6時オープンでクローズが24時。もちろん年中無休。
在庫豊富で同人誌も扱ってくれて、新刊入荷メールのサービス付き♪
そんでもって店内に執事カフェがあったらサイコーなんですけど。
執事が無理だったらメイドでも良いわー。

はぁー。
ううー。
と、煩悩妄想しても買ってしまったものは仕方がない。
買ったBL本は例え気に入らなくても読まないと作家さんに失礼だから〜
ええ!読みましたとも!
んまぁ感想は・・・ライトな仕上がりでがっくし。
人の死を扱うお話は難しいって事ですかね。
ライトでポップな苦悩ではなく、しっかり悩んで婚約者と恋愛して欲しかったわ。
BLとはいえ死は粛々と受け止めるお話の方があたしは好きだな。

姉貴の恋人
麻生 玲子
487257799X

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『いつか、あふれる』

麻生玲子 2005年 クロスノベルス

リーマン生贄もの。
体から始まった上司と部下(主人公・受)の物語。
出だしからHシーンは充実しています。コバルトの麻生さんではなく大人モード全開の
麻生さんです(笑)。
大人の麻生さんは好きだなぁー。書くところはきっちり書いてくれるから(笑)。
しかしこの本に関してはもうちょっと心理戦が欲しかったのと、仕事内容が不明だったのが
残念です。
秘密めいた付き合いがお好きな方にはおススメですよー。

★★★
いつか、あふれる
麻生 玲子
4773003146

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西野&白川シリーズ

麻生玲子 コバルト文庫

出会いは飛行機雲。ひとりで好きなことをやり、周囲には気を配らず、しかも時々、
行方知らずで、だけど憎まれもしない不思議な存在の白川義直(大学生・20歳)。
気がついたら西野幸也(大学生・20歳)はキャンパスでそんな彼と並んで空を
見上げていた。気がついたら白川ばかり追っている西野。気がついたら二人の距離が
短くなって・・・。

ほんわか可愛いお話です。
不思議の国の住人・白川の天然ボケっぷりとそんな彼が心配で心配で仕方がない
保護者的な西野。お付き合いの始まりは、まず二人で喫茶店へ行き、手を繋いで
次にキス。そして次は〜と、順序良く進行するお話でとても微笑ましいです。
手を繋ぐ前にキスしてしまった二人ですが、キスするまでにこんなに時間がかかった
BL本は久々に読みました。純潔派BLらしくキスも初々しい。読み手のこちらが可愛い
弟二人を見守る姉の気分です。
いや、弟がホモだったらこんなのんびり構えてはいられないけど(笑)。

物語はキャンパスライフを中心に展開していきます。
天然天才児・白川がふらっと姿を消し、西野が慌てたり、逆に西野が携帯を
忘れて実家へ帰ってしまい白川が心配したり〜。二人で同じようなパターンを
繰り返しながらもお互いに存在不可欠の関係へ。
三巻にあたる『彩度ゼロの奇跡』でようやく二人が結ばれます。
この初Hも乙女が夢見るようなシチュエーションでくらくら〜ああ〜眩暈が(笑)。

コバルト文庫らしく爽やかほのぼの。
取り巻く友人達の会話も時に可笑しく、西野の暮らすアパートの住人達は何かにつけて
宴会となりそのまま笑えます。
ここのアパートの寮長的存在の小池が最初からカミングアウト済みで
リーマンと付き合っているとの事ですが、個人的にはこちらの二人が気になります。
やはり小池は攻男でしょうか?あの性格からして攻めですよね〜・・・。

『一万年+3日』2004年★★★
『水の化石』2005年 ★★★
『彩度ゼロの奇跡』2005年★★★
『永遠に似た瞬き』2005年★★★

永遠に似た瞬き
麻生 玲子 片岡 ケイコ
4086006200


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『あなたに落ちていく』

麻生玲子 2004年 クロスノベルズ

体から始まった関係から徐々に恋に落ちていくお話。

主人公の大学生・兎束が常連としている新宿二丁目の飲み屋「虹とかげ」。
そこで一夜の恋の相手を探す兎束は
やはり常連であったリーマン・八代に声をかけられます。
いわゆる体目的の出会いですからHシーン突入も早いです。
お互い欲求の捌け口の為、と割り切って抱き合っていましたが
八代のちょっとした仕草やテク(笑)に段々と心が伴い自分の恋心を自覚します。
悲しい事に八代はバイセクシャルなので絶対男でなきゃ駄目だという訳ではなく
いつでも世の中に帰れる自分を確保している社会人。
ここら辺が設定としてリアリティがありぐぐっと読めます。
体から始まった恋愛ですからホテルでのHシーンも多い中
心が駄目ならせめて体だけでもと、縋る兎束の心情にちょっと同情。
展開は地味ですが、社会人のしがらみと学生の一途さとでも言うのでしょうか
がうまく調和しています。

後半の八代視線で書かれた『この腕のなかに』も淡々としてて良いけれど
最後ラブラブになった二人の話も読みたかったです。

やはり体だけと割り切れば割り切るほど
精神的な繋りが欲しくなるのだーと思った一冊。

★★★★★
あなたに落ちていく
麻生 玲子 北畠 あけ乃

by G-Tools

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