桃色の雲

BoysLove本を含む読書感想日記。 感想日記はネタバレ全開です。 BoysLove・やおい・耽美等の語彙に反応しない方はご注意下さい。

GW初日。

所用で都会に出た本日。
連休初日で気候も良いしデパート前、駅構内、地下街はどこも人だらけ。
その中で前方を歩く男性一名。
Gパンの中にシャツを入れて定番のリュックを背負って
髪はやや長髪で真っ黒。
「あ、この人オタクだな」と思ったら案の定、その手のお店に入っていきました(笑)。
男性のヲタはすぐに見分けがつきますが
女性のフツウの腐女子は外見では判りません。
そうでなくともBL好きとカミングアウトする事は己のコアな部分を抉り出すようで
勇気がいるし、一般嗜好の方には理解できない分野かも。
周りに同類人が少ない所為か、同じモノを語りたい衝動に駆れて
BLコーナーで立ち読みしている女性をナンパしたくなるのは私だけでしょうか(笑)?。

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『災厄のてびき』

草間さかえ 2003年 ダイヤモンドコミックス(松文館)

最近、ビブロスでも描いている草間さかえ。
とうとうメジャー誌でも読めるようになったか〜と思いましたが
少々、絵的に浮いている気がするような・・・。

昭和初期を思わせる話作りと絵が好きで同人誌も買い漁ってますが
この本が初の単行本。

はっきり言ってこの漫画はエロいです。
性欲に対して素直だからエロいと思われます(笑)。
売れないバツイチの小説家・平尾は近所の火事現場で
火を見て欲情する高校生・宮沢幸広と出会います。
そのまま平尾の自宅へ行き、庭で焚き火をして二人で欲情(笑)。
この欲情シーンが独特のエロいタッチで一瞬赤面。
ムードも何もない二人で、やや獣じみていますが〜
この絵だから許せるみたいな所はあります。
綺麗系なBLではありませんが、湾曲した家屋とかレトロな雰囲気が
嫌いでない方は読める漫画だと思います。
★★★★

同人誌の魔法使いシリーズも好きですが
ショタ系が苦手な方はご注意を。

同時収録
「散髪唱歌」「ピンナップ・スタア」「雨のち晴れ、ところにより雪」 

災厄のてびき
草間 さかえ

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『GAME OVER』

遠野春日 2001年 リーフノベルズ

エグゼクティブ達が繰り広げるゲームの行方は?
と裏表紙の解説に書いてあるようにこの本はですね〜
入瀬川コーポレーション社長・入瀬川保と御園生グループ御曹司で御園生商事副社長
御園生一人(みそのう いちと)の二人が入瀬川コーポレーション秘書課の若菜静佳を
めぐって繰り広げるお話です。

まぁ簡単に言ってしまえば
偉い金持ちのボンボン2人は昔から何かにつけてライバル同士で
お互いあの手この手と刺客を放ち、今回も社会的地位から
引き摺り下ろす為の策として若菜静佳を利用した、という話。

この若菜静佳は気が強く、いつもの遠野キャラで私は好きなんですが(笑)。
入瀬川と体の関係がありつつも、横暴暴君ぶりに辟易していて
自分は密偵と思いつつも御園生一人に惹かれていく。
御園生も若菜が密偵と知っているので、わざと優しくしたり〜軽く襲ってみたり。
なんだかんだとこの副社長も若菜に惹かれていきます。

やがて入瀬川コーポレーションの密輸事件が世間を賑わせ 
若菜は二人からいいように利用されていた事に気づき会社を辞めます。
騙し騙されつつも、お互い惹かれあっている事に変わりはなく、
男のプライドや社会的立場などが邪魔をして、若菜を冷たくあしらう副社長。
喧嘩別れに繋がる喫茶店シーンは俺様攻と意地っ張り秘書の攻防戦で
私的に萌えなんですが〜世の中の読者様にはどーなんでしょうかね?
私が好きなBLは男と男の攻防戦。
美人な受でもどこか精神的に強くなければ私は萌えない。
強いシーンが1Pでもなければ読んでいてもなんだかな〜の感想になってしまう。
勿論、BLならではの甘いHシーンも大切ですが(苦笑)
同属・同性同士の戦いがあって、恋愛が見えるBLが好きだなー。

御曹司二人の設定もさほど無理がなく〜
あくまでもBLですからBL範囲内で無理がないと言う事ですよー(笑)。
話もきちんと骨組みがあり、楽しめた一冊です。

ちなみにこれも「法医学シリーズ」の括りになっています。

★★★★
GAME OVER
遠野 春日

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『春恋。』

朝丘戻。 2003年 コバルト文庫

いつも頼りにしているサイトさんで好評でしたので
新規開拓の一冊で買ってみました。

美大生の家庭教師・秋山順一とその生徒(高校三年生)中谷美里が織り成す
日常生活BL本。または純粋系BL本かな。

初めての作家さんを読む場合は心を無にしてひたすら活字を追いかける。
しかし読むこと30分。なんか〜つ、つらい・・・。
性格の悪い家庭教師を好きになった美里の気持ちが一途で一方通行でとても純粋です。
前半は報われない片思いで物語は進んで行きますが、ある事をきっかけに美里の想いが
本物とわかると今までの事が嘘のように優しくなる家庭教師(通称アキ)。
片思いの時から肉体関係だけはあるのですが、気持ちのない肉体関係は
読んでいて辛いです。
とかく恋をすると情緒不安定になったりしますが(特に男同士だし〜)
美里がアキをどこまでも思い遣る心の動きは丁寧で上手いです。

両思いになってもアキの彼女を気にしたり、キスもデートも出来て幸せなんだけれども
世間では認められない男同士という影がいつも見え隠れしていて
現実路線を踏まえているなーと,読み手としてはちょっと気楽に読めないBL本です。
近年にみるお手軽BL本とはかなり違った作風ですね。
雰囲気的にこの二人の間にはとても綺麗な愛なるものが漂ってくるのですが
そこが私には思春期の自己中心型恋愛と言いますか、なんとなく閉塞感っぽく
感じてしまい、いまいち二人の世界に入っていけなかったり・・・。

さて、物語はアキとの関係が身内にばれ、大学受験も無事に終わった頃
美里は別れを選択します。
BLおいて現実路線で行くならば別れも仕方がないと思います。
と、ここまでは物語的によしとしましょう。
しかしここで終わらず、数年後の話がありまして・・・
美里には同性の恋人が出来、アキはそれなりにフツー嗜好に戻りますが
再会した後、二人は車に乗ってアキの家まで行ってしまう。
しかもお互い付き合っている人物がいるのに〜
このまま縒りを戻してやはりハッピーエンドか?と思いきや
そうではなく、二人は今付き合っている彼(彼女)を選び日常に戻る訳ですよ。
お互いの恋心を真綿に包んでそっと見せ合い、傷ついた過去の思い出も
『好きだったから』で微笑みあう終わり方はなんだかなぁー。
綺麗といえば綺麗なんだろうけれど・・・・。

多分、きっと多感な頃にこの本を読んでいたら、また違った感想を持つと思いますが
なんせ私は三十路越え女(笑)。そうでなくとも最近、恋愛感情に乏しいので
この手の純粋さはちょっと眩しかったです。

★★★

春恋。
朝丘 戻。

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ご一報下さいませ。

サイト名:桃色の雲
管理人 :もりりん
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『夜には甘く口説かれて』

遠野春日 2003年 リーフノベルズ 

前作『金のひまわり』とリンクしているこの本。
こちらの方が今の遠野節が垣間見れて面白かったです。
サブタイトルの「法医学」にもちょっと近づいたカンジかな〜
法医学教室の助教授が出てきましたから(笑)。

今回のお話は元検事で今は弁護士の加藤憲吾とエリート検事・深水元哉が
ある殺人事件を通して知り会う所から始まるお話。

加藤は司法修習生時代同期であった白石から弟殺しの容疑で逮捕された
姉の弁護を頼まれます。それに対する検事側が深水元哉で、仕事上、対立する二人。
おまけに美人で鼻が高くて負けず嫌い。しかも父に対し反感を
持つお坊ちゃまで自分の感情を上手く表現できず、人付き合いが苦手。
このタイプの受は遠野春日パターンで私の好みだったりする・・・。

対する加藤は、さほど傲慢ではなく〜・・・いや、無理矢理ランチを食べさせる位だから
傲慢なのか?それは強引と言うか(笑)。
まぁちょっとはそのような俺様的性格もありますが、
深水検事に対する想いは率直で、優しさが感じられます。

事件の方は〜私でも察する事が出来た内容でしたので、ここでは触れませんが
大きな見落としが検事側にあり、それはそのまま深水の失態に繋がります。
勝ち負けにこだわる性格が災いしてなかなか浮上できず、加藤にも素直になれない。
そんな深水を叱咤し、優しく素直に心を開かせるバーでの
シーンは加藤の包容力を感じます。
我侭な猫を手なずける攻の手法に徐々に体ごと堕ちていくパターンはBLの定番ですね。

時折、深水視線で書かれているので揺れ動く気持ちが把握出来、良かったと思います。
しかーし、弁護士が白石宅で出歯亀するのはどーかと思うぞ(笑)。

今回もあの大物ヤクザが台詞なしの通行人で登場します。
白石と加藤の会話で執行弁護士の話題もあり楽しめた一冊です。

★★★★

夜には甘く口説かれて
遠野 春日

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『金のひまわり』

遠野春日 2000年 リーフノベルズ

リーフから出ている一連の三部作シリーズ。
リーフではこれを「法医学シリーズ」とサブタイトルをつけていますが
微妙に趣旨がズレているような気がします・・・。
この本だけ読んでもどこが法医学?状態であります(苦笑)。

さて、この本は司法修習所で同期だった折原、朝比奈、白石の三人が法曹界を舞台に
繰り広げる三角関係の物語。三角関係と言っても本人・折原の与り知らぬ所で進んでいる節もあり厳密には三角関係とはいえないかも。

遠野春日といえば〜まぁ色々話題性のある作家さんですが
ゴージャスなストーリー展開、一人早合点展開、ご都合主義、傲慢俺様、高飛車猫型受、あるいは天然金持ちお坊ちゃまなどなど
人物設定をとっても色々楽しませてくれる演出家で、
むむむ〜。そーきたか!と驚く展開(又は突っ込み)も多々ありますが(笑)
どうしても嫌いになれない作家さんであります。
多分どこかで乙女の夢を織り交ぜて描いているからかな?
ドラマCDも多く出ているし、何かと話題になると言うことは
ひっくり返せば人気があるという事ですね〜。

この本は始めに読んだ時、文体の堅さが気になり
なかなか進まなかった思い出があります。
再読後、今日にみられる遠野ワールドのはしりを見られてコアな遠野ファンを
目指す私はほんのり幸せ気分になりました(笑)。
例えば一例をあげますとここであの情熱シリーズのヤクザが名前だけ出てきます。
白石と聞いてピンときた貴女もコアな遠野ファンですね(笑)。

肝心の内容ですが〜
ある日、折原のマンションに届いた姫向日葵。
それは朝比奈に対する白石の宣戦布告。
当の本人はその真意も知らず、白石が検挙される事件が起こり
つきあっている朝比奈の忠告も聞かずに事件解決に向けて奔走します。
事件といっても殺人事件ではないので、法医学関係は出てきません〜。
お互い好きなのにプライドやしがらみが邪魔して
なかなか素直になれない男たちを書くのも遠野春日の特徴ですが
今回の場合はそこら辺が私的にあっさりしてて、ちょっと消化不良です。
堅い職業&三つ揃えスーツで個人的には萌え要素満載でしたが
お互いに惹かれあっているメンタル的部分がもう少し詳細に追ってくれたら
読み応えのある法曹界BLになったと思います。

★★★

金のひまわり
遠野 春日

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桃色の雲

プロフィール
もりりん(野村もり) 
三十路越えてる主腐生活者。
一度フツーの趣味に戻った筈なのに気がつけばどっぷりとBL三昧の今日この頃。

このブログについて
もりりんの個人的主観に基づき
Boys Love本の読書感想を綴っているブログです。
BL、やおい、耽美、受、攻等に免疫のない方はご注意下さい。
作者・挿絵は敬称略させて頂きます。


この作家のMYベスト  2005年8月現在
BL(思い出す度に追加しています)
花郎藤子「黒羽と鵙目」シリーズ
榎田尤利「魚住くん」シリーズ
嶋田双葉「十一階のロビンソン」
野村史子「テイク・ラブ」
石原郁子「月の男」
烏城あきら「許可書」シリーズ
かわい有美子「エゴイスト」シリーズ
染井吉乃「虹の入江」シリーズ
たけうちりうと「ボディガード」シリーズ

BL以外
野阿梓「兇天使」「バベルの薫り」
神林長平「ライトジーンの遺産」「戦闘妖精雪風」シリーズ
    「蒼いくちづけ」
茅田砂胡「デルフィニア戦記」
高村薫「李歐」 
篠田真由美「建築探偵」シリーズ


★★★★★
印5つが管理人オススメ本です。うわ〜やられた!く〜っ!ってなカンジで。
★★★★  あ、良いんじゃないのぉ?
★★★   まぁ〜まぁ好きかな。

当ブログは完全ネタバレしています。
こちらもお気をつけ下さい。

何かありましたら
azuki0719@★★hotmail.com までご一報下を。
注:★二つはお取りください。

2007年、思うところがありまして・・・評価はやめております。

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『お手をどうぞ』

火崎勇 2002年 キャラ文庫

『Shall We Dance?』の公開を記念して(笑)。

火崎勇といえば、多作で毎月新刊が発売されどこの出版社からも本が出ている
作家さんであります。
どの本をとっても安泰でさらっと、つなぎに読める作品が多いので
私はよく愛読しています。
文章が硬いと評される事もありますが、作家さんとの相性もあると思いますが〜
私はさほど気にならない好きな作家の一人です。

さて、この本は文字通りダンスのお話。
平凡な大学生・七尾青葉が母親に付き合わされて
ダンスを始める所から物語りは始まります。
男同士でダンス?!と一瞬引きましたが(笑)
火崎勇が描く年下の主人公は頑張る子が多いです。
前向き思考全開で、決してめげない打たれ強いタイプが多いですね。
しかも今回のこの青葉君。今時珍しい母親想いの素直な良い子なんですよ。
母親の相手になる為にダンスを習う大学生の息子!なかなかいませんってば(笑)。
さて。一方、癖のある攻を描くのも火崎勇の特徴でして。
ここでは夜の部プロ選手の指導教師・九鬼涼介。謎の黒いダンサー(勝手に命名)。
母と訪れたダンススクール初日。
いつも一般生徒を指導する先生がお休みで青葉は九鬼に習います。
性格の良い青葉と口の悪い九鬼の会話も可笑しいです。
スクールオーナーの本物のダンスを見て青葉はダンスはただの踊りではなく、スピード感、その優雅さに目を奪われ一気にやる気倍増。
ここら辺も前向き思考の青葉君ならではですね。

私はワルツはおろか盆踊りも踊った事がない人間で、この本に出てくるダンス専門用語は『?』状態なんですが、九鬼と青葉の会話を通してこーんな感じ?と
曖昧ですが理解も出来、青葉のレッスン風景など表現も上手く楽しく読めます。

そんな事より〜
問題のBL展開ですが(笑)一応きちんとあります。
ひょんな所で大学のダンス部に目をつけられ、楽しく踊っていた青葉にひと悶着起きます。
そこで相手を見返す為に九鬼の個人レッスンを受けることになり
九鬼と青葉の距離は近づきます。
過去を背負った九鬼は人前では踊らず、青葉に指導するのみ。
勿論相手の手をとり女性役を九鬼が踊ったりしますが、見せる自分のダンスは踊らない。
好きだから好きな相手の事を知りたいと思うのは
自然な心理で九鬼の過去を色々見聞するうちに惹かれる心と
どうしても目の前で踊って欲しい気持ちが青葉の中に芽生えます。
やがて大学ダンス部との決着がつき、九鬼と二人になり念願かなって二人でワルツを踊ります。
このダンスシーン。男同士ではありますが、いやらしさもなく清々しいのは
青葉くんが穢されていない所為かも。
逆にBL小説で男同士が踊っているのに色っぽくないのは
それはそれで問題ありかも知れませんが(笑)。

九鬼の過去が青葉の精神的強さに包括された時、最後の足掻きでも何でもなく
すんなり気障な台詞を言わせる所に火崎勇が描く攻男の強さを見てしまう私。
ここらへんが私の火崎勇のツボなんです〜。

★★★★
毛色の変わったBL本を読みたい方にお勧めです(笑)。

お手をどうぞ
火崎 勇

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ドラえもん

ドラえもんの声優が変わりましたね。
一番の聴きどころは関智一さんのスネ夫!
感想として〜かなり作っているお声です。
最初、関智さんとは思えなかったー。
某店長のノリだったらそれはそれで面白いスネ夫が出来上がると思いますが(笑)。
スネ夫だけドラえもんから波紋されそうですね〜。

しかし、声優総入れ替えとは大胆な事をするもんです。
世界に通用する日本のアニメですから声優という職業も向上しても良いと思います。アニメ監督によっては声優さんに力を入れていない方もいると聞きますし、吹き替えもそうですが目玉でタレントを起用するのはどーかなと。話題作であればこそ、プロの声優さんを起用してビシッとしめて欲しいもんです。

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『あなたに落ちていく』

麻生玲子 2004年 クロスノベルズ

体から始まった関係から徐々に恋に落ちていくお話。

主人公の大学生・兎束が常連としている新宿二丁目の飲み屋「虹とかげ」。
そこで一夜の恋の相手を探す兎束は
やはり常連であったリーマン・八代に声をかけられます。
いわゆる体目的の出会いですからHシーン突入も早いです。
お互い欲求の捌け口の為、と割り切って抱き合っていましたが
八代のちょっとした仕草やテク(笑)に段々と心が伴い自分の恋心を自覚します。
悲しい事に八代はバイセクシャルなので絶対男でなきゃ駄目だという訳ではなく
いつでも世の中に帰れる自分を確保している社会人。
ここら辺が設定としてリアリティがありぐぐっと読めます。
体から始まった恋愛ですからホテルでのHシーンも多い中
心が駄目ならせめて体だけでもと、縋る兎束の心情にちょっと同情。
展開は地味ですが、社会人のしがらみと学生の一途さとでも言うのでしょうか
がうまく調和しています。

後半の八代視線で書かれた『この腕のなかに』も淡々としてて良いけれど
最後ラブラブになった二人の話も読みたかったです。

やはり体だけと割り切れば割り切るほど
精神的な繋りが欲しくなるのだーと思った一冊。

★★★★★
あなたに落ちていく
麻生 玲子 北畠 あけ乃

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週末の本屋で・・・

駅前の本屋がリニューアルして数ヶ月。
蔵書2万冊が売りのこの本屋。
BL本もまぁまぁ充実の品揃え。

会社帰り。
いつものように新刊を漁りに奥のBLコーナーへ入って行くと
見栄えのするリーマンが約一名いるではないか!
推定年齢20代後半。
J庭でも男性を見かける昨今である。別に男性がBL本を購入しても
おかしくはない。おかしくはないけれど・・・。

BLは女性向けファンタジーと分類している私は一人勝手に苦悩する。
男性がBLを読んだら純恋愛小説になるのか?
男性がBLを読んだら非日常が日常になるのか?
どーでもいい事を悶々と考えつつ
ところで何を買ってるんだろ?と興味津々で彼の手元を覗く。

数秒後、いかに自分が自己解釈的妄想をしているか
あるいはただの腐女子と、ひしひしと知る。

リーマンさんがそそくさとレジに持っていったのは・・・
『マリア様がみてる』
新刊でありました(笑)。

そーいえばこの本屋、BLコーナーのお隣は
ティーンズコーナーだったけ。

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