やまがたさとみ 2004年 花音コミックス
『スリークオーター』の続編ですが、深沢と山下の話は一本だけ。
あとは山下絡みの短編集です。
山下が中学三年生の時、好きになった同級生(男)とファーストキスするまでの過程を
丁寧に描いたせつない話「R」。
その一年後、16歳で同性愛の恋愛を見失った山下が体だけの関係に堕ちつつも
フツウの恋愛(=心と体が一致するおつきあい)を求め、探し出す話が
代表作「フェイクファー」。
現在進行形の深沢とのラブ話は「恋の終わりからはじまる」のみ。
山下の初恋の人に嫉妬した深沢がようやく友情から恋人を自覚するこの話。
う〜ん・・・もっと長く読みたかったなぁ。
漫画って絵と話が一致して初めて完成すると思うんですよ。
これは一人の作業だから小説書くよりも大変な仕事かも知れない。
極、たまーに絵と話があわない漫画に出会う時がありますが
月村奎の挿絵を新田祐克がしてるよ〜!みたいな・・・極端ですがね(笑)
この漫画家はご自分の絵と話し作りがマッチしていて
しかも両方、私好みで、BLの個人的理念(笑)なる“せつなさ”が感じられます。
サイドストーリーの「カンジョウカイロ」もじっくり読ませる短編。
いきなりこの本からでも読めるシリーズですが、できれば『スリークオーター』から
読んで欲しいですね。
悲しい事にこのシリーズはこれで終わりのようですが・・・・もっと続けて欲しいー!
レディース系も良いけれどBLもイケる漫画家さんです。
★★★★★
フェイクファー
やまがた さとみ

『スリークオーター』の続編ですが、深沢と山下の話は一本だけ。
あとは山下絡みの短編集です。
山下が中学三年生の時、好きになった同級生(男)とファーストキスするまでの過程を
丁寧に描いたせつない話「R」。
その一年後、16歳で同性愛の恋愛を見失った山下が体だけの関係に堕ちつつも
フツウの恋愛(=心と体が一致するおつきあい)を求め、探し出す話が
代表作「フェイクファー」。
現在進行形の深沢とのラブ話は「恋の終わりからはじまる」のみ。
山下の初恋の人に嫉妬した深沢がようやく友情から恋人を自覚するこの話。
う〜ん・・・もっと長く読みたかったなぁ。
漫画って絵と話が一致して初めて完成すると思うんですよ。
これは一人の作業だから小説書くよりも大変な仕事かも知れない。
極、たまーに絵と話があわない漫画に出会う時がありますが
月村奎の挿絵を新田祐克がしてるよ〜!みたいな・・・極端ですがね(笑)
この漫画家はご自分の絵と話し作りがマッチしていて
しかも両方、私好みで、BLの個人的理念(笑)なる“せつなさ”が感じられます。
サイドストーリーの「カンジョウカイロ」もじっくり読ませる短編。
いきなりこの本からでも読めるシリーズですが、できれば『スリークオーター』から
読んで欲しいですね。
悲しい事にこのシリーズはこれで終わりのようですが・・・・もっと続けて欲しいー!
レディース系も良いけれどBLもイケる漫画家さんです。
★★★★★
フェイクファー
やまがた さとみ

やまがたさとみ 2001年 花音コミックス
ホモ歴20年トモダチ作れない歴20年の大学生・山下はシケた合コンで
建築科のナンパ男・深沢と出会います。同じ大学同い年の二人ですが、女好きH好きの
深沢は一浪している為、学年は山下の方が一つ上。
ある日、公園で行きずりの男とHしていた所を深沢に見られ自分の性癖を
知られてしまいます。
姫(ヒロイン)も王子(ヒーロー)も男同士であるからBL(BoysLove)。
大概が友情なんて生っぽい感情を飛び越え、恋を自覚しキスしたい守りたいなどと
恋人に求める性欲物語に発展しますが(中にはそうでない小説・漫画も勿論あります)
この漫画は友情から恋人を求める山下の気持ちにポイントを置いています。
深沢はノンケですが女の子とHしても何の感情を持たないどこか壊れた性格の男。
ホモ男が仲良くなった男を好きになるのは自然であり、カミングアウトした後は
友情そのものが消滅するか、トモダチでいようと纏まるか
めでたくハッピーエンドになるか------山下の複雑な気持ちをするりと抜けて
抱き合った後に残ったものはHありの友情・・・なかなか微妙なところを突いた話で
リアル感すれすれこの漫画。絵もいまどき風のタッチで格好良いです。
姫も王子も当てはまらない等身大BL。私の好きな一冊です。
他に山下が高校生の話が二本あり、どちらも男を好きになるが故のせつなさが
描かれています。
同時収録「青のエア」「スリーピング ラヴァーズ」
深沢との現在進行形話は『フェイクファー』へ続きます。
残念ながら絶版です。
★★★★★
ホモ歴20年トモダチ作れない歴20年の大学生・山下はシケた合コンで
建築科のナンパ男・深沢と出会います。同じ大学同い年の二人ですが、女好きH好きの
深沢は一浪している為、学年は山下の方が一つ上。
ある日、公園で行きずりの男とHしていた所を深沢に見られ自分の性癖を
知られてしまいます。
姫(ヒロイン)も王子(ヒーロー)も男同士であるからBL(BoysLove)。
大概が友情なんて生っぽい感情を飛び越え、恋を自覚しキスしたい守りたいなどと
恋人に求める性欲物語に発展しますが(中にはそうでない小説・漫画も勿論あります)
この漫画は友情から恋人を求める山下の気持ちにポイントを置いています。
深沢はノンケですが女の子とHしても何の感情を持たないどこか壊れた性格の男。
ホモ男が仲良くなった男を好きになるのは自然であり、カミングアウトした後は
友情そのものが消滅するか、トモダチでいようと纏まるか
めでたくハッピーエンドになるか------山下の複雑な気持ちをするりと抜けて
抱き合った後に残ったものはHありの友情・・・なかなか微妙なところを突いた話で
リアル感すれすれこの漫画。絵もいまどき風のタッチで格好良いです。
姫も王子も当てはまらない等身大BL。私の好きな一冊です。
他に山下が高校生の話が二本あり、どちらも男を好きになるが故のせつなさが
描かれています。
同時収録「青のエア」「スリーピング ラヴァーズ」
深沢との現在進行形話は『フェイクファー』へ続きます。
残念ながら絶版です。
★★★★★
やまがたさとみ 2004年 BE-BOYコミックス
学年でも飛び抜けて大人びている中学2年生の相沢(14歳)。
担任教師・橘(20代?)への想いをラブレターのような作文にしたため、
相沢から近づいて行きます。
先生と生徒という立場も踏まえつつ、拒みきれない大人の弱さとストレート過ぎる
相沢の性欲が繊細な線で描かれています。
台詞で読ませる所もあり、ちょっと詩的な漫画かも。
大人びた14歳ですが、性に対しては純粋。
キスや体をあわせる度、相沢に堕ちていく橘の戸惑いなど
絵そのものが上手く雰囲気があります。
個人的に骨っぽい手を描く漫画家に弱く、この方もそうですが
相手のシャツを握ったり捲ったり〜この動作だけで読ませるエロ力が
手にはあると思いませんか(笑)?
この漫画家さんのHシーンは毎回、色気がありそそられますよ〜。
同時収録
「S」「それもまた恋の法則」「ハイスタンダードインプレッション」
★★★★★
ハニーベイビー
やまがた さとみ

学年でも飛び抜けて大人びている中学2年生の相沢(14歳)。
担任教師・橘(20代?)への想いをラブレターのような作文にしたため、
相沢から近づいて行きます。
先生と生徒という立場も踏まえつつ、拒みきれない大人の弱さとストレート過ぎる
相沢の性欲が繊細な線で描かれています。
台詞で読ませる所もあり、ちょっと詩的な漫画かも。
大人びた14歳ですが、性に対しては純粋。
キスや体をあわせる度、相沢に堕ちていく橘の戸惑いなど
絵そのものが上手く雰囲気があります。
個人的に骨っぽい手を描く漫画家に弱く、この方もそうですが
相手のシャツを握ったり捲ったり〜この動作だけで読ませるエロ力が
手にはあると思いませんか(笑)?
この漫画家さんのHシーンは毎回、色気がありそそられますよ〜。
同時収録
「S」「それもまた恋の法則」「ハイスタンダードインプレッション」
★★★★★
ハニーベイビー
やまがた さとみ

大好きな作家さんが亡くなったという真実は、数年後に知りました。
1980年代に小説JUNEで書かれていた石原郁子氏は
2002年に乳がんでこの世を去りました。確か今日が祥月ご命日だったと思います。
映画評論家としてコラム等でご活躍されていましたから、こちらでご存知の方も
多いのでは?
静寂な作風ですが、さーっと湖面に風が吹き
波立つような“動”を併せ持つ作家さんで大好きでした。
その小説を捲る度に名付け様のない感情が生まれます。
生あるものは必ず滅するけれど、何らかの形で見知らぬ人の記憶に
残った事は幸せなのかも知れない。
1980年代に小説JUNEで書かれていた石原郁子氏は
2002年に乳がんでこの世を去りました。確か今日が祥月ご命日だったと思います。
映画評論家としてコラム等でご活躍されていましたから、こちらでご存知の方も
多いのでは?
静寂な作風ですが、さーっと湖面に風が吹き
波立つような“動”を併せ持つ作家さんで大好きでした。
その小説を捲る度に名付け様のない感情が生まれます。
生あるものは必ず滅するけれど、何らかの形で見知らぬ人の記憶に
残った事は幸せなのかも知れない。
榎田尤利 2003年 シャイノベルズ
吾妻&伊万里シリーズ4
名脇役キャラ王子沢恵(27歳)が主人公となるこの話、シリアスとコメディが
程よくミックスされていて今回も楽しめた一冊。
王子沢の勤める総合商社ナノ・ジャパンとタイの食品工場を巡って契約権を
競っている東西冷凍食品(通称トーレイ)。
そのトーレイに勤務する榊孝美(26歳)は女癖の悪い上司と共にバンコク行きの
機中で王子沢と出会います。
いつでも明るい王子沢が機内で榊に声をかけるシーンはナンパのノリで失笑ものです。
会話で笑わせてくれると思ったら、思わぬ所で暗い影が出てきたり〜
タイの陽気な喧騒に紛れることなく、キャラの影をきちんと書く所が
この作家さんの魅力かも。
王子沢のへらへら笑いに隠されたしたたかさは男前をあげ
榊の頑なまでの真面目さは不器用を醸し出し〜読者が萌える土壌作りは
相変わらず上手いです。
互いの心の流れは榊視線で書かれていたり、時には王子沢視線になったりと
わかり易く読みやすかったですね。
同じフィールドでライバル同士のリーマンBL。
この設定はリーマン好きには堪らない萌えだと思います。
やはり男同士は働き、ぶつかり合いながら恋をするべきだわ(笑)
★★★★★
ワークデイズ
榎田 尤利

吾妻&伊万里シリーズ4
名脇役キャラ王子沢恵(27歳)が主人公となるこの話、シリアスとコメディが
程よくミックスされていて今回も楽しめた一冊。
王子沢の勤める総合商社ナノ・ジャパンとタイの食品工場を巡って契約権を
競っている東西冷凍食品(通称トーレイ)。
そのトーレイに勤務する榊孝美(26歳)は女癖の悪い上司と共にバンコク行きの
機中で王子沢と出会います。
いつでも明るい王子沢が機内で榊に声をかけるシーンはナンパのノリで失笑ものです。
会話で笑わせてくれると思ったら、思わぬ所で暗い影が出てきたり〜
タイの陽気な喧騒に紛れることなく、キャラの影をきちんと書く所が
この作家さんの魅力かも。
王子沢のへらへら笑いに隠されたしたたかさは男前をあげ
榊の頑なまでの真面目さは不器用を醸し出し〜読者が萌える土壌作りは
相変わらず上手いです。
互いの心の流れは榊視線で書かれていたり、時には王子沢視線になったりと
わかり易く読みやすかったですね。
同じフィールドでライバル同士のリーマンBL。
この設定はリーマン好きには堪らない萌えだと思います。
やはり男同士は働き、ぶつかり合いながら恋をするべきだわ(笑)
★★★★★
ワークデイズ
榎田 尤利

高岡ミズミ 2005年 ルチル文庫
幻冬舎ルチル文庫創刊第一弾の一冊。
何冊か同時発売していましたが、白衣に惹かれて買ってみました。
外村慎司(26歳)の仕事は製薬会社の営業(MR=メディカル・リプレゼンタティブ)。
取引先の池田病院小児科医・喜多野遼一(37歳)に片思い中。
この喜多野先生は子供を亡くしたバツイチで暗い過去がちらちら出てきますが、
さほどしんみりする事もなく話はサクサク進みます。
一年前からノンケの喜多村先生に想いを寄せていて、
片思い特有の爆走妄想をしながら外村は今日も池田病院へ〜。
ノンケ男を好きになった場合、主人公は抱かれたいのか、抱きたいのか?ここら辺の
ニュアンスを汲み取りながら読み進めるのも一つのキーポイント。
心理描写や作家さんのテクで切なくさせる話しだったら私にとってイケるBL本。
外村の場合は片思い中の妄想が攻だったり受だったり
抱き締めたいとか裸エプロンしたいとか、妻になりたいだとか
キスしたいとか(笑)
このリバ妄想が可笑しくコメディタッチのBLでございました〜。
★★★
あなたと恋におちたい
高岡 ミズミ 山田 ユギ

幻冬舎ルチル文庫創刊第一弾の一冊。
何冊か同時発売していましたが、白衣に惹かれて買ってみました。
外村慎司(26歳)の仕事は製薬会社の営業(MR=メディカル・リプレゼンタティブ)。
取引先の池田病院小児科医・喜多野遼一(37歳)に片思い中。
この喜多野先生は子供を亡くしたバツイチで暗い過去がちらちら出てきますが、
さほどしんみりする事もなく話はサクサク進みます。
一年前からノンケの喜多村先生に想いを寄せていて、
片思い特有の爆走妄想をしながら外村は今日も池田病院へ〜。
ノンケ男を好きになった場合、主人公は抱かれたいのか、抱きたいのか?ここら辺の
ニュアンスを汲み取りながら読み進めるのも一つのキーポイント。
心理描写や作家さんのテクで切なくさせる話しだったら私にとってイケるBL本。
外村の場合は片思い中の妄想が攻だったり受だったり
抱き締めたいとか裸エプロンしたいとか、妻になりたいだとか
キスしたいとか(笑)
このリバ妄想が可笑しくコメディタッチのBLでございました〜。
★★★
あなたと恋におちたい
高岡 ミズミ 山田 ユギ

榎田尤利 2005年 シャイノベルズ
甘〜い王道BL本。
ウエディングプロデュース会社社長・若宮瑛児(34歳)は道端で泥酔した
マリエデザイナー・南智夏(24歳)にスーツを汚され、その代償として
住み込みでバイトをする事になります。
結婚という女性に夢を売る商売をしているのにも関わらず若宮は永遠なる愛を信じない
儲け主義者。一方、智夏はマリエデザイナーだけあって花嫁の気持ち、夢、ドレスへの
憧れを理解できる若宮とは正反対の性格。しかし、とある過去が原因で智夏は
マリエから遠ざかっていました。
バイトを始めたはいいけれど、不器用で世間の常識からちょっとズレてて
何かと手を差し伸べたくなるタイプの智夏。愛は信じないとか言っていますが
手の込んだ料理を作ったりベットメイキングをしたり何だかんだと年下の受の世話をする
若宮ははっきりいって可愛いです。
BL本において攻は料理上手である事が必須条件ですね(笑)
それなりにこの作家さん風味がちりばめてありますが胸キュンには至らず
ショートケーキにコンデンスミルクをかけた位甘いという印象です。
見たら表紙もピンクです。
男同士であっても“結婚”という一種の誓約が欲しいのだろうか?と思った一冊。
甘いBL本は嫌いではありませんが〜どこかで冷静な私がいるんだよね。これってBL読者としては失格かな(笑)?
★★★
誓いは小さく囁くように
榎田 尤利 佐々 成美

甘〜い王道BL本。
ウエディングプロデュース会社社長・若宮瑛児(34歳)は道端で泥酔した
マリエデザイナー・南智夏(24歳)にスーツを汚され、その代償として
住み込みでバイトをする事になります。
結婚という女性に夢を売る商売をしているのにも関わらず若宮は永遠なる愛を信じない
儲け主義者。一方、智夏はマリエデザイナーだけあって花嫁の気持ち、夢、ドレスへの
憧れを理解できる若宮とは正反対の性格。しかし、とある過去が原因で智夏は
マリエから遠ざかっていました。
バイトを始めたはいいけれど、不器用で世間の常識からちょっとズレてて
何かと手を差し伸べたくなるタイプの智夏。愛は信じないとか言っていますが
手の込んだ料理を作ったりベットメイキングをしたり何だかんだと年下の受の世話をする
若宮ははっきりいって可愛いです。
BL本において攻は料理上手である事が必須条件ですね(笑)
それなりにこの作家さん風味がちりばめてありますが胸キュンには至らず
ショートケーキにコンデンスミルクをかけた位甘いという印象です。
見たら表紙もピンクです。
男同士であっても“結婚”という一種の誓約が欲しいのだろうか?と思った一冊。
甘いBL本は嫌いではありませんが〜どこかで冷静な私がいるんだよね。これってBL読者としては失格かな(笑)?
★★★
誓いは小さく囁くように
榎田 尤利 佐々 成美


久々の浅草。
友人に誘われて行ってきました、三社祭。
威勢のいい掛け声に半被姿が頼もしく
汗だくの褌姿に目を逸らし
たまーにいる刺青兄貴にそっち系のBL本を思い出し〜
可愛らしい子供神輿に心が和み
五月の風に夏を感じる仲見世通り、でありました。
榎田尤利 2002年 シャイノベルズ
吾妻&伊万里シリーズ3
今回はシリアス路線です。
相変わらず吾妻の語り口調で笑える場面もありますが、全体通して見るとシリアスですね。
BL本において、限りなく女性に近い胸のない男を書く作家さんもいれば
きちんと仕事もこなし、恋愛でも同等の立場をキープし戦う男を書く作家さんもいます。
(この場合、受か攻かは身長・体重、顔の造り等の総合点でどちらが女性に近いか
判断される模様(笑))
私は勿論後者が好きです。
伊万里が吾妻を必要以上に甘やかす行為に対し
吾妻としては仕事上でもプライベートでも同等でありたいと思ったならば温度差を
感じるのは当たり前。そんな恋人同士の距離を、伊万里のヘッドハンティングや
そこから生じた暴行行為など話の盛り上げ方が上手く、今回も一気に読めました。
河川敷紀和子(キワさま)の暴力行為の自論が何故か私には引っかかり
この作家さんって奥が深い〜と思った次第。
今回オトモダチキャラの王子沢が大活躍でしたが、吾妻と一線を越えられず、
トイレに行くシーンには苦笑してしまった。王子沢くん、いい人過ぎです。
BL本においてどこまでもホモが続く場合も多々見られますが
伊万里に雇われた私立探偵・室田がそうでなくて、心底良かったです(笑)。
仕事で嫌な事があったらこの本を読んでスカッとしたいですね。
★★★★★
オール・スマイル―吾妻&伊万里
榎田 尤利

吾妻&伊万里シリーズ3
今回はシリアス路線です。
相変わらず吾妻の語り口調で笑える場面もありますが、全体通して見るとシリアスですね。
BL本において、限りなく女性に近い胸のない男を書く作家さんもいれば
きちんと仕事もこなし、恋愛でも同等の立場をキープし戦う男を書く作家さんもいます。
(この場合、受か攻かは身長・体重、顔の造り等の総合点でどちらが女性に近いか
判断される模様(笑))
私は勿論後者が好きです。
伊万里が吾妻を必要以上に甘やかす行為に対し
吾妻としては仕事上でもプライベートでも同等でありたいと思ったならば温度差を
感じるのは当たり前。そんな恋人同士の距離を、伊万里のヘッドハンティングや
そこから生じた暴行行為など話の盛り上げ方が上手く、今回も一気に読めました。
河川敷紀和子(キワさま)の暴力行為の自論が何故か私には引っかかり
この作家さんって奥が深い〜と思った次第。
今回オトモダチキャラの王子沢が大活躍でしたが、吾妻と一線を越えられず、
トイレに行くシーンには苦笑してしまった。王子沢くん、いい人過ぎです。
BL本においてどこまでもホモが続く場合も多々見られますが
伊万里に雇われた私立探偵・室田がそうでなくて、心底良かったです(笑)。
仕事で嫌な事があったらこの本を読んでスカッとしたいですね。
★★★★★
オール・スマイル―吾妻&伊万里
榎田 尤利

榎田尤利 2001年 シャイノベルズ
吾妻&伊万里シリーズ2
前作に引き続き「2」も勢いがあります。
水壬楓子や松岡なつきのリーマンBLも好きですが
アップテンポでぐんぐん引き込まれるのは、俄然こちらですね。
今回、吾妻に後輩が出来、伊万里の家族構成が明らかになり
サブキャラの王子沢がいい味出しています。
勿論、女性キャラ・河川敷紀和子(通称キワさま)も活躍されています(笑)。
リーマンものは恋愛と仕事とのバランスが難しいと思いますが
この物語は程好く均衡を保っていると思います。
それなりの時間枠で上手くまとめるのが火崎勇ならば
この作家さんは魅力的なキャラクター作りの上手さでスピンオフものを何本も
書ける気がします〜。
「1」でもそうでしたが、吾妻と王子沢の会話がテンポよくお調子モノ同士の会話で
笑えますー。
お友達・王子沢より肝心の伊万里と吾妻の関係ですが(笑)
伊万里と過去に関係があったダンサーが登場し、吾妻の気持ちが揺れますが、
好きだから一歩踏み込めない関係から好きだから一歩前に出る関係へと
発展していきます。
ここら辺の展開は吾妻の前向きな性格が読み手側にも心地良く、気分爽快。
久々にリーマンBLで大吉のシリーズ!
物語はそれぞれ独立していますが、この本は『ソリッド・ラヴ』から続けて読む事を
オススメします〜。
★★★★★
レイニー・シーズン―吾妻&伊万里
榎田 尤利

吾妻&伊万里シリーズ2
前作に引き続き「2」も勢いがあります。
水壬楓子や松岡なつきのリーマンBLも好きですが
アップテンポでぐんぐん引き込まれるのは、俄然こちらですね。
今回、吾妻に後輩が出来、伊万里の家族構成が明らかになり
サブキャラの王子沢がいい味出しています。
勿論、女性キャラ・河川敷紀和子(通称キワさま)も活躍されています(笑)。
リーマンものは恋愛と仕事とのバランスが難しいと思いますが
この物語は程好く均衡を保っていると思います。
それなりの時間枠で上手くまとめるのが火崎勇ならば
この作家さんは魅力的なキャラクター作りの上手さでスピンオフものを何本も
書ける気がします〜。
「1」でもそうでしたが、吾妻と王子沢の会話がテンポよくお調子モノ同士の会話で
笑えますー。
お友達・王子沢より肝心の伊万里と吾妻の関係ですが(笑)
伊万里と過去に関係があったダンサーが登場し、吾妻の気持ちが揺れますが、
好きだから一歩踏み込めない関係から好きだから一歩前に出る関係へと
発展していきます。
ここら辺の展開は吾妻の前向きな性格が読み手側にも心地良く、気分爽快。
久々にリーマンBLで大吉のシリーズ!
物語はそれぞれ独立していますが、この本は『ソリッド・ラヴ』から続けて読む事を
オススメします〜。
★★★★★
レイニー・シーズン―吾妻&伊万里
榎田 尤利

榎田尤利 2000年 シャイノベルズ
吾妻&伊万里シリーズ1
商社勤務・同期リーマンもの。
元気が出るBL本。
このお話は勢いというかパワーがあるので、読了が爽やかです。
とある総合商社の三次面接に残った二流大学の主人公・吾妻太陽は
頭がよくて顔もよくて背も高い--つまり吾妻がないものを持っている---伊万里敦彦に
面接会場の控え室で声をかけられます。これがこの二人の出会い。
運良く入社できた吾妻とトップ成績で入社した伊万里とは部署は違いますが
研修中でも交流があり何かと話しをする関係へ。
吾妻のしゃべり口調でちょっと読みにくい部分もありましたが、
二人を取り巻く他のキャラも個性的で思わずぷっと吹き出す会話もあり
この本、イケます!
萌え的にはですね〜ある程度そうなるだろうと、先が読めてしまいまして〜
萌えたいけれども、導火線が短かった感じです。
Hシーンもそれなりイヤラシイし、コピー機で吾妻が伊万里にやられるシーンは
些細な気持ちのすれ違いで招じた半強姦。
たとえ場所が神聖なる職場であろうがなかろうが本能の赴くままに服従させようと
体に言い聞かせるこの手のパターンは嫌いではないです(笑)。
いつも一癖ある女性キャラが登場しますが、今回もいます。
この作家さんが投入する女性キャラは強くて好きだなー。
★★★★
ソリッド・ラヴ
榎田 尤利

吾妻&伊万里シリーズ1
商社勤務・同期リーマンもの。
元気が出るBL本。
このお話は勢いというかパワーがあるので、読了が爽やかです。
とある総合商社の三次面接に残った二流大学の主人公・吾妻太陽は
頭がよくて顔もよくて背も高い--つまり吾妻がないものを持っている---伊万里敦彦に
面接会場の控え室で声をかけられます。これがこの二人の出会い。
運良く入社できた吾妻とトップ成績で入社した伊万里とは部署は違いますが
研修中でも交流があり何かと話しをする関係へ。
吾妻のしゃべり口調でちょっと読みにくい部分もありましたが、
二人を取り巻く他のキャラも個性的で思わずぷっと吹き出す会話もあり
この本、イケます!
萌え的にはですね〜ある程度そうなるだろうと、先が読めてしまいまして〜
萌えたいけれども、導火線が短かった感じです。
Hシーンもそれなりイヤラシイし、コピー機で吾妻が伊万里にやられるシーンは
些細な気持ちのすれ違いで招じた半強姦。
たとえ場所が神聖なる職場であろうがなかろうが本能の赴くままに服従させようと
体に言い聞かせるこの手のパターンは嫌いではないです(笑)。
いつも一癖ある女性キャラが登場しますが、今回もいます。
この作家さんが投入する女性キャラは強くて好きだなー。
★★★★
ソリッド・ラヴ
榎田 尤利

野村史子 1991年 ルビー文庫
★★★★★
まだBoys Loveという単語もなく“やおい”というアニパロから発生した言葉を
耳にするようになった頃、この物語を小説JUNE(小J)で読みました。
あの頃は小Jしか自分の欲求を満たすものがなく
気に入った小説を見つけては何度も読み返していました。
この『テイク・ラヴ』もそのひとつです。
今では毎週、毎月ごとにあらゆる分野のBL本が発行されてそれなりに欲求を
満たしてくれますが、この時代(1986年頃)の小Jには純粋に男同士の恋愛とは?が
書かれていたと思います。これを読んだ時、凄いな〜と一種の衝撃を受けた覚えがあり
しばらくぼーっとしていましたね。
学生運動や全学共闘の時代に同性愛を掲げる主人公・山崎とバンドで
細々と暮らしていた高岡春樹少年との過去から今へ続く物語でこの春樹少年の孤独、
山崎を愛する深さに圧倒されたと言っていいかも知れない。
人は綺麗に恋愛する事は出来ないと、私は思っていますが
この小説には人が人を愛する上での醜さとか汚さが滲み出ていて
救いがないまま淡々と進行し(唯一の救いは津田キャラ?)やるせないです。
なんか臓腑が抉れる様なかんじとでも言うのでしょうか?
山崎も春樹もお互い愛する事で“幸せ”ではなく“孤独”になるんですよー。
これは男同士だからそうなるのか?愛の重さの比重がそうさせるのか?
当時の私は後者と判断しましたが・・・。
改めて読み返してみるとやはりずんとくるものがあり、心に染み入るBL本です。
JUNE全集第5巻の付録に野村史子氏のコメントありこれがまた、なんというか〜
作者が同性愛に惹かれる自分を嫌悪し戦って出来た物語なのかなーと
色々考えさせられます。この時代の書き手さんには男同士の恋愛という負のイメージを
自分で消化しきれず、小説という形で昇華していた方が多かったのかな〜と思ってみたり。
あくまでも想像ですが。
同時収録
「アウト・オブ・フォーカス」
「薔薇はもうこない」
★★★★★
まだBoys Loveという単語もなく“やおい”というアニパロから発生した言葉を
耳にするようになった頃、この物語を小説JUNE(小J)で読みました。
あの頃は小Jしか自分の欲求を満たすものがなく
気に入った小説を見つけては何度も読み返していました。
この『テイク・ラヴ』もそのひとつです。
今では毎週、毎月ごとにあらゆる分野のBL本が発行されてそれなりに欲求を
満たしてくれますが、この時代(1986年頃)の小Jには純粋に男同士の恋愛とは?が
書かれていたと思います。これを読んだ時、凄いな〜と一種の衝撃を受けた覚えがあり
しばらくぼーっとしていましたね。
学生運動や全学共闘の時代に同性愛を掲げる主人公・山崎とバンドで
細々と暮らしていた高岡春樹少年との過去から今へ続く物語でこの春樹少年の孤独、
山崎を愛する深さに圧倒されたと言っていいかも知れない。
人は綺麗に恋愛する事は出来ないと、私は思っていますが
この小説には人が人を愛する上での醜さとか汚さが滲み出ていて
救いがないまま淡々と進行し(唯一の救いは津田キャラ?)やるせないです。
なんか臓腑が抉れる様なかんじとでも言うのでしょうか?
山崎も春樹もお互い愛する事で“幸せ”ではなく“孤独”になるんですよー。
これは男同士だからそうなるのか?愛の重さの比重がそうさせるのか?
当時の私は後者と判断しましたが・・・。
改めて読み返してみるとやはりずんとくるものがあり、心に染み入るBL本です。
JUNE全集第5巻の付録に野村史子氏のコメントありこれがまた、なんというか〜
作者が同性愛に惹かれる自分を嫌悪し戦って出来た物語なのかなーと
色々考えさせられます。この時代の書き手さんには男同士の恋愛という負のイメージを
自分で消化しきれず、小説という形で昇華していた方が多かったのかな〜と思ってみたり。
あくまでも想像ですが。
同時収録
「アウト・オブ・フォーカス」
「薔薇はもうこない」
特記するような事もなく〜ヲタ女とはいえ毎日毎日充実したヲタライフを
過ごせるような身分でもなく〜一応会社員なので真面目に働いている訳であります。
ヲタ的な話題がないので〜
最近、欲しくなった本の事などをつらつらと。
その本は中島梓(栗本薫)の「小説道場」!
私が思いっきりJUNEにはまっていた時ですから1986年頃かな?
当時、連載は大Jだった気がします。
名前の通り、そっち系の投稿小説を巨匠・中島梓先生がばっさばっさと批評しつつも
深い愛を持って指導している文が好きでよく読んでいました。
何故男同士の物語なのか?と投稿者にも疑問を投げつつ読者にも考えさせる
コメントがあり、なんでだろ?とその疑問は今でも私の中では答えが出ません。
ただ面白いからというだけでは済まされないモノのあるような気がする〜。
とあるサイトで見たら全4巻で8400円でした〜。
う〜ん・・・。
山尾悠子さんより安いか(乾笑)。
過ごせるような身分でもなく〜一応会社員なので真面目に働いている訳であります。
ヲタ的な話題がないので〜
最近、欲しくなった本の事などをつらつらと。
その本は中島梓(栗本薫)の「小説道場」!
私が思いっきりJUNEにはまっていた時ですから1986年頃かな?
当時、連載は大Jだった気がします。
名前の通り、そっち系の投稿小説を巨匠・中島梓先生がばっさばっさと批評しつつも
深い愛を持って指導している文が好きでよく読んでいました。
何故男同士の物語なのか?と投稿者にも疑問を投げつつ読者にも考えさせる
コメントがあり、なんでだろ?とその疑問は今でも私の中では答えが出ません。
ただ面白いからというだけでは済まされないモノのあるような気がする〜。
とあるサイトで見たら全4巻で8400円でした〜。
う〜ん・・・。
山尾悠子さんより安いか(乾笑)。
柏枝真郷 1995年 JUNE全集第5巻
「500MILES」 ★★★★★
「SUMMERTIME」★★★★★
柏枝真郷といえば色々シリーズものを多く手がけておりますが
有名所ではX文庫ホワイトハートの『硝子の街にて』でしょうか?
10巻位までは真面目に読んでいましたが、さすがにシリーズもの好きの私でも
疎遠になってしまいました。実在する都市を舞台に書いているので
ちょっとしたガイドブックみたいで面白いんだけど、BL本としてはどーだろか(笑)?
さて、同じ作者のシリーズものならば、私はコレが好きです。
『DESPERADO』シリーズ。
鰥夫の貧乏探偵・クラーク・デラウエア(通称デス)と
その恋人兼助手のアンソニー・フォーセット(通称トニー)が
NY風な架空の街で起こる事件を謎解くこのシリーズ。一応現在も続行中です。
小説JUNEで「500MILES」と出会い、作者が設定した空想の街に何ともいえない
寂寞感といいますか、“祭りのあと”的な心寂しさが漂い、惹きつけられました。
デスはがさつで怠け者で不器用なのに対しトニーは勤勉で内助の功的役割を果たし
おまけになかなかの美貌の持ち主。
しかし二人とも過去には暗い影がありまして、トニーは私生児で元男娼。
デスは刑事時代に相棒が殺され、身籠った妻を交通事故で亡くし、その後義父の勧めで
探偵家業へ。そんな二人はとある事件をきっかけに出会い、デスの住むミラクルロードで
同棲し始めます。
ずぼらで煙草が似合うオヤジキャラは私のツボなので(「500MILES」ではデスは31歳)
他のキャラも含めてこのシリーズは私にとってキャラ萌えかも知れない。
この物語で起こる事件は犯行現場や被害者、犯人との接点などそれなりに
推理小説仕立てではありますが、事件現場での緻密な証拠探しやはっと驚く
大きなトリックは絶対ありません(笑)。
事件背景はいつも悲しく、好きな人や家族、友人等を守る為、あるいは庇った結果、
人を殺めてしまったパターンが多く、突っ込みどころ満載な部分もやや見受けられますが(苦笑)この本は本格派推理小説ではなくBL的推理小説だったけか〜と
時折再認識して下さい(笑)。
事件解決に至っては読み手に対する甘えも見られ、これは新刊になればなる程、
強く見られる傾向です。
ですからこのシリーズは初期ものがお勧めなんですが・・・絶版も数冊あります〜。
このシリーズの最新刊は2003年に発刊されたまま、いつまで経っても続きが
出ません〜!
『硝子』もいいけどミラクルロードの住人達も宜しくお願いしますよ、柏枝先生。
『DESPERADO』シリーズ
JUNE全集第5巻
収録作品「500MILES」「HOME AGAIN」「SUMMERTIME」「 DANNY BOY」
成美堂出版
『時が過ぎゆきても』1991年
『サマータイム』 1992年
『鎖の封印』 1993年
『メルセデズベンツ』1993年
『オール・イズ・ロンリネス』1997年
『心の欠片(かけら)』1999年
『オールド・フレイム』2003年
オールド・フレイム
柏枝 真郷

「500MILES」 ★★★★★
「SUMMERTIME」★★★★★
柏枝真郷といえば色々シリーズものを多く手がけておりますが
有名所ではX文庫ホワイトハートの『硝子の街にて』でしょうか?
10巻位までは真面目に読んでいましたが、さすがにシリーズもの好きの私でも
疎遠になってしまいました。実在する都市を舞台に書いているので
ちょっとしたガイドブックみたいで面白いんだけど、BL本としてはどーだろか(笑)?
さて、同じ作者のシリーズものならば、私はコレが好きです。
『DESPERADO』シリーズ。
鰥夫の貧乏探偵・クラーク・デラウエア(通称デス)と
その恋人兼助手のアンソニー・フォーセット(通称トニー)が
NY風な架空の街で起こる事件を謎解くこのシリーズ。一応現在も続行中です。
小説JUNEで「500MILES」と出会い、作者が設定した空想の街に何ともいえない
寂寞感といいますか、“祭りのあと”的な心寂しさが漂い、惹きつけられました。
デスはがさつで怠け者で不器用なのに対しトニーは勤勉で内助の功的役割を果たし
おまけになかなかの美貌の持ち主。
しかし二人とも過去には暗い影がありまして、トニーは私生児で元男娼。
デスは刑事時代に相棒が殺され、身籠った妻を交通事故で亡くし、その後義父の勧めで
探偵家業へ。そんな二人はとある事件をきっかけに出会い、デスの住むミラクルロードで
同棲し始めます。
ずぼらで煙草が似合うオヤジキャラは私のツボなので(「500MILES」ではデスは31歳)
他のキャラも含めてこのシリーズは私にとってキャラ萌えかも知れない。
この物語で起こる事件は犯行現場や被害者、犯人との接点などそれなりに
推理小説仕立てではありますが、事件現場での緻密な証拠探しやはっと驚く
大きなトリックは絶対ありません(笑)。
事件背景はいつも悲しく、好きな人や家族、友人等を守る為、あるいは庇った結果、
人を殺めてしまったパターンが多く、突っ込みどころ満載な部分もやや見受けられますが(苦笑)この本は本格派推理小説ではなくBL的推理小説だったけか〜と
時折再認識して下さい(笑)。
事件解決に至っては読み手に対する甘えも見られ、これは新刊になればなる程、
強く見られる傾向です。
ですからこのシリーズは初期ものがお勧めなんですが・・・絶版も数冊あります〜。
このシリーズの最新刊は2003年に発刊されたまま、いつまで経っても続きが
出ません〜!
『硝子』もいいけどミラクルロードの住人達も宜しくお願いしますよ、柏枝先生。
『DESPERADO』シリーズ
JUNE全集第5巻
収録作品「500MILES」「HOME AGAIN」「SUMMERTIME」「 DANNY BOY」
成美堂出版
『時が過ぎゆきても』1991年
『サマータイム』 1992年
『鎖の封印』 1993年
『メルセデズベンツ』1993年
『オール・イズ・ロンリネス』1997年
『心の欠片(かけら)』1999年
『オールド・フレイム』2003年
オールド・フレイム
柏枝 真郷

月村奎 1997年 花丸文庫
こちらも同級生もの日常生活BL。
接触嫌悪症がある安西啓介は営業という仕事にやる気を見出せない
サラリーマン生活二ヶ月の23歳。
名門大学を卒業し一流会社に入社。花形である営業職に就いたものの
セールス下手、接待下手と自分の不器用さに挫折感を味わう毎日。
こんな難行苦行が定年まで続くのかと悲観にくれる接待後の帰路、一人暮らしのアパートで一通の葉書を受け取ります。
それは小学校6年から高校卒業まで暮らした町から届いた高校時代の同窓会通知。
一度はゴミ箱に捨てましたが中学ではなく高校の同窓会と思い出し
クラスメイトだった森遼平や地元就職組の喜多村はるひと4年振りに再会します。
一次会後も意気投合し、三人は森達が懇意にしている喫茶店へ。
なんとそこのマスターは接触嫌悪症の発端となった安西の忌まわしい過去を知る
中学時代の同級生・奥村律(おくむらりつ)でした。
中学時代。
安西は幾度かに渡り美術教師・広岡に性的悪戯をされていました。
担任教師に相談しても不振に終わり、合同授業で一緒になった奥村だけが
放課後の安西の不可解な行動に疑問を持ちます。
その日も広岡に呼び出され、屈辱的行為がエスカレートし写真まで撮られて
もう、死にたいと思ったその時、助けてくれたのが奥村だったのです。
同窓会から数日後。喫茶店へ転職する気はないか?と奥村から電話があり
あの時の写真のフィルムをネタに脅されつつも、今の仕事にも嫌気がさし
奥村の意のまま喫茶店でバイト暮らしを始めます。
ここで脅迫に負け奥村に昼夜蹂躙される安西!と
行きたい所ですが、そうは行きません〜(笑)。
バイト生活を通し常連客との会話、喜多村との付き合い、町の花火大会など
日々を包む生活の中で進行するのがこの作家さんの優しさかも。
この物語は表・主人公である安西啓介と裏・主人公である喜多村はるひが
同じ楔を持っていて、この二人が付き合う中からそれぞれの恋に気がつく
展開となっていきます。喜多村は中絶した過去を持ち子供が出来ない女性で
安西は元々男ですから子供は出来ない身体。
BL読者は大半が女性だと思いますが、男同士の恋愛に男女の恋愛を織り込むのは
賛否両論かも。月村奎の本にはこういったフツウの男女恋愛話が何冊かあります。
私も若かりし頃はBL本に男女恋愛はいらないと思っていましたが
戻ってきて古い本を読み返してみると、なんだか新鮮かもーと広い心を
持てるようになりました(笑)。ただ単に年をとっただけかも知れませんが。
何も生み出す事が手来ない二人ですが、月村流儀にのっとり幸せになります。
実は奥村へ寄せる恋心が中学時代からあったと判り、この作家さんには珍しくHシーンが長くて濃いような気がします(笑)。
接触嫌悪症系は何冊か読みましたが、この物語が一番無理なく自然かも。
男女恋愛モノもOKな方にはオススメです。
★★★★
こちらも同級生もの日常生活BL。
接触嫌悪症がある安西啓介は営業という仕事にやる気を見出せない
サラリーマン生活二ヶ月の23歳。
名門大学を卒業し一流会社に入社。花形である営業職に就いたものの
セールス下手、接待下手と自分の不器用さに挫折感を味わう毎日。
こんな難行苦行が定年まで続くのかと悲観にくれる接待後の帰路、一人暮らしのアパートで一通の葉書を受け取ります。
それは小学校6年から高校卒業まで暮らした町から届いた高校時代の同窓会通知。
一度はゴミ箱に捨てましたが中学ではなく高校の同窓会と思い出し
クラスメイトだった森遼平や地元就職組の喜多村はるひと4年振りに再会します。
一次会後も意気投合し、三人は森達が懇意にしている喫茶店へ。
なんとそこのマスターは接触嫌悪症の発端となった安西の忌まわしい過去を知る
中学時代の同級生・奥村律(おくむらりつ)でした。
中学時代。
安西は幾度かに渡り美術教師・広岡に性的悪戯をされていました。
担任教師に相談しても不振に終わり、合同授業で一緒になった奥村だけが
放課後の安西の不可解な行動に疑問を持ちます。
その日も広岡に呼び出され、屈辱的行為がエスカレートし写真まで撮られて
もう、死にたいと思ったその時、助けてくれたのが奥村だったのです。
同窓会から数日後。喫茶店へ転職する気はないか?と奥村から電話があり
あの時の写真のフィルムをネタに脅されつつも、今の仕事にも嫌気がさし
奥村の意のまま喫茶店でバイト暮らしを始めます。
ここで脅迫に負け奥村に昼夜蹂躙される安西!と
行きたい所ですが、そうは行きません〜(笑)。
バイト生活を通し常連客との会話、喜多村との付き合い、町の花火大会など
日々を包む生活の中で進行するのがこの作家さんの優しさかも。
この物語は表・主人公である安西啓介と裏・主人公である喜多村はるひが
同じ楔を持っていて、この二人が付き合う中からそれぞれの恋に気がつく
展開となっていきます。喜多村は中絶した過去を持ち子供が出来ない女性で
安西は元々男ですから子供は出来ない身体。
BL読者は大半が女性だと思いますが、男同士の恋愛に男女の恋愛を織り込むのは
賛否両論かも。月村奎の本にはこういったフツウの男女恋愛話が何冊かあります。
私も若かりし頃はBL本に男女恋愛はいらないと思っていましたが
戻ってきて古い本を読み返してみると、なんだか新鮮かもーと広い心を
持てるようになりました(笑)。ただ単に年をとっただけかも知れませんが。
何も生み出す事が手来ない二人ですが、月村流儀にのっとり幸せになります。
実は奥村へ寄せる恋心が中学時代からあったと判り、この作家さんには珍しくHシーンが長くて濃いような気がします(笑)。
接触嫌悪症系は何冊か読みましたが、この物語が一番無理なく自然かも。
男女恋愛モノもOKな方にはオススメです。
★★★★
月村奎 1999年 花丸文庫
同級生もの日常生活BL。
主人公・北川太一は過大に期待する両親の思いに応えられず
高校受験に失敗し三流高校へ。
その後も両親は息子の意を汲む事が出来ず
今までいい子で育ってきた北川はいわゆる不良少年へ変貌します。
遅すぎる反抗期を迎え、親への当てつけも兼、高校生で双子の子持ち女と結婚。
双子の子供が懐いているからとの理由だけで愛のない結婚生活が続きますが
この妻は生来自由奔放で五ヶ月前に男と家出をしたまま音信不通に。
気がつけば生意気盛り・育ち盛りの小学三年生になった男児双子と
妻の実家のうらびれたパン屋主人になっていた24歳の北川太一。
成り行き上、パン屋になってしまった北川はやる気もなく
開けておくだけで赤字になるこの店を不動産屋に売り出します。
この不動産屋も北川の元ヤンキー友達でなかなか味のある女性キャラです。
そんな彼女がある日、下見を兼ねて連れてきたのが高校時代の同級生・長谷部克弘。
特製パンが美味しい新宿のホテルで4年間修行した腕の持ち主ですが
リストラされて独立する為に店舗を探しているとの事。
高値で買い取ると申し出たのにも関わらず
昔、いじめた過去が蘇り自虐的になりながらも北川はパン屋経営を続ける決意をします。
そこで売却出来ないならバイトでもいいからと、パン作りへの熱意と繁盛させるから、と
強い言葉に負けて長谷部を雇う所から、物語は動き出します。
この本はBLですが、ティーンズ系でも通用しそうなお話で
何か大切なことを教えてくれた(思い出す)本でした。
双子の不祥事で店がボヤになり、お金を借りる為に実家へ頭を下げに行く場面や
不動産屋の元ヤンキー娘・矢島香恵とその婚約者がらみの話など
BL的要素はかなり低いですが〜一応お約束事はありますー(笑)。
今回の主人公はさほど内向的ではなく(笑)
受験に失敗した苦い過去から未だ脱出できない自分を
パンを作ることや血の繋がらない家族、女友達、長谷部克弘を通して
前向きに変わっていく、主人公・北川の成長記録みたいな感じです。
BL作家さんの中にはティーンズ文庫で活躍されている方もお見受けしますが
月村奎もそんな作家でいけるかもーと思った一冊です。
こちらも古本屋でお探し下さい。
★★★★
同級生もの日常生活BL。
主人公・北川太一は過大に期待する両親の思いに応えられず
高校受験に失敗し三流高校へ。
その後も両親は息子の意を汲む事が出来ず
今までいい子で育ってきた北川はいわゆる不良少年へ変貌します。
遅すぎる反抗期を迎え、親への当てつけも兼、高校生で双子の子持ち女と結婚。
双子の子供が懐いているからとの理由だけで愛のない結婚生活が続きますが
この妻は生来自由奔放で五ヶ月前に男と家出をしたまま音信不通に。
気がつけば生意気盛り・育ち盛りの小学三年生になった男児双子と
妻の実家のうらびれたパン屋主人になっていた24歳の北川太一。
成り行き上、パン屋になってしまった北川はやる気もなく
開けておくだけで赤字になるこの店を不動産屋に売り出します。
この不動産屋も北川の元ヤンキー友達でなかなか味のある女性キャラです。
そんな彼女がある日、下見を兼ねて連れてきたのが高校時代の同級生・長谷部克弘。
特製パンが美味しい新宿のホテルで4年間修行した腕の持ち主ですが
リストラされて独立する為に店舗を探しているとの事。
高値で買い取ると申し出たのにも関わらず
昔、いじめた過去が蘇り自虐的になりながらも北川はパン屋経営を続ける決意をします。
そこで売却出来ないならバイトでもいいからと、パン作りへの熱意と繁盛させるから、と
強い言葉に負けて長谷部を雇う所から、物語は動き出します。
この本はBLですが、ティーンズ系でも通用しそうなお話で
何か大切なことを教えてくれた(思い出す)本でした。
双子の不祥事で店がボヤになり、お金を借りる為に実家へ頭を下げに行く場面や
不動産屋の元ヤンキー娘・矢島香恵とその婚約者がらみの話など
BL的要素はかなり低いですが〜一応お約束事はありますー(笑)。
今回の主人公はさほど内向的ではなく(笑)
受験に失敗した苦い過去から未だ脱出できない自分を
パンを作ることや血の繋がらない家族、女友達、長谷部克弘を通して
前向きに変わっていく、主人公・北川の成長記録みたいな感じです。
BL作家さんの中にはティーンズ文庫で活躍されている方もお見受けしますが
月村奎もそんな作家でいけるかもーと思った一冊です。
こちらも古本屋でお探し下さい。
★★★★
月村奎 2001年 キャラ文庫
月村奎を一言で表すなら、地元密着型日常BL。
初期の頃はそれなりに芸能関係の人物が登場する話『レジーデージー』もありますが
町内会のバザーが出てくるし、舞台は田舎だった気が・・・。
物語に派手さはないけれど、主人公の心理描写で読ませる作家だと思います。
この話は学園モノBL。
主人公・由井智里は過去に教育実習生から屈辱的行為を受けその後遺症が残る
高校2年生。
行為自体は未遂に終わったものの、学校側は暗に由井の責任とみなし
(月村キャラの特徴である)内向的性格も災いし、父の転勤に便乗して転校。
新しい学校で寮生活を始めます。
物語はそこの寮長・手代木廉に起こされた際に頬を軽く叩かれ
過剰な反応をする朝のシーンから始まります。
数ページ読んであれ?これってアノ接触嫌悪症物語に似てるなぁ〜と思った私。
舞台も男子寮だし〜。
そんなデジャブを感じつつ、これだけBL業界がハッテンすれば
似たような話があってもおかしくはないと割り切って読んでしまいました(苦笑)。
恋をすると誰もが陥りやすい精神的ぐらつき状態と
由井の内向的性格がうまく表現されていて
自分なんか駄目なんだーと、切なく思わせる心理描写で一発やられます。
そんな由井を拉致しに来たシーンは萌えました。
お姫様抱っこではなく米俵を担ぐように拉致した所が好きだな。
何冊か読めばなんとなく傾向が判ってしまうこの作家さん。
それでもつい好きで買ってしまう(最近は新刊がありませんが)のは何故だろう?
私が思うにですね〜
誰もが持っている精神的脆さを主人公に同居させる手法が上手いのではなかろうか?
月村キャラはどこかで言いたい言葉をぐっと我慢する傾向がありまして〜
で、その窮地を助けてくれるナビゲーターでもあり、サポート役でもあり
恋人でもある人物(簡単に言えば攻です)を読者の萌えポイントにさりげなく配置する
話作りが上手いのかなぁーと。
Hシーンは毎回淡白ですが、この作家さんはそれで良いと思います。
BLの基本である、胸がキュンとなる切ない話が書けるのですから。
この他にも学園ものは何冊かありますが、手代木(攻)と由井(受)のバランスがとれているのでオススメの一冊です。
★★★★★
アプローチ
月村 奎

by G-Tools
月村奎を一言で表すなら、地元密着型日常BL。
初期の頃はそれなりに芸能関係の人物が登場する話『レジーデージー』もありますが
町内会のバザーが出てくるし、舞台は田舎だった気が・・・。
物語に派手さはないけれど、主人公の心理描写で読ませる作家だと思います。
この話は学園モノBL。
主人公・由井智里は過去に教育実習生から屈辱的行為を受けその後遺症が残る
高校2年生。
行為自体は未遂に終わったものの、学校側は暗に由井の責任とみなし
(月村キャラの特徴である)内向的性格も災いし、父の転勤に便乗して転校。
新しい学校で寮生活を始めます。
物語はそこの寮長・手代木廉に起こされた際に頬を軽く叩かれ
過剰な反応をする朝のシーンから始まります。
数ページ読んであれ?これってアノ接触嫌悪症物語に似てるなぁ〜と思った私。
舞台も男子寮だし〜。
そんなデジャブを感じつつ、これだけBL業界がハッテンすれば
似たような話があってもおかしくはないと割り切って読んでしまいました(苦笑)。
恋をすると誰もが陥りやすい精神的ぐらつき状態と
由井の内向的性格がうまく表現されていて
自分なんか駄目なんだーと、切なく思わせる心理描写で一発やられます。
そんな由井を拉致しに来たシーンは萌えました。
お姫様抱っこではなく米俵を担ぐように拉致した所が好きだな。
何冊か読めばなんとなく傾向が判ってしまうこの作家さん。
それでもつい好きで買ってしまう(最近は新刊がありませんが)のは何故だろう?
私が思うにですね〜
誰もが持っている精神的脆さを主人公に同居させる手法が上手いのではなかろうか?
月村キャラはどこかで言いたい言葉をぐっと我慢する傾向がありまして〜
で、その窮地を助けてくれるナビゲーターでもあり、サポート役でもあり
恋人でもある人物(簡単に言えば攻です)を読者の萌えポイントにさりげなく配置する
話作りが上手いのかなぁーと。
Hシーンは毎回淡白ですが、この作家さんはそれで良いと思います。
BLの基本である、胸がキュンとなる切ない話が書けるのですから。
この他にも学園ものは何冊かありますが、手代木(攻)と由井(受)のバランスがとれているのでオススメの一冊です。
★★★★★
アプローチ
月村 奎

by G-Tools
GWが始まった3日目の夜の出来事。
車で自宅へ帰る道中。
赤信号で停止し、ふと窓の外を見ると〜
赤い円錐形の物体が歩道で回っている!
なんだろう?と目を凝らしてみれば、よく道路工事や駐車禁止ゾーンに
置かれている赤いポールじゃないですか!
最近は自動で回るのか?と思いきや酔っ払いのリーマン(推定年齢30代前半)が
頭に被ってくるくる回っておりました(笑)。
どうやら近くの居酒屋から出てきばかりの団体様で
その現場近くには、がっしと抱き合った動かないリーマン2人も発見。
頭の中で直ちに物語が組み立てられ
腐女子的解釈しか出来ない自分に呆れつつも、でもこれで良いのよ〜
とそっとつぶやいてみた5月の夜。
あ、ちなみにあの赤いポールは「セーフティーコーン」と言うらしい。
車で自宅へ帰る道中。
赤信号で停止し、ふと窓の外を見ると〜
赤い円錐形の物体が歩道で回っている!
なんだろう?と目を凝らしてみれば、よく道路工事や駐車禁止ゾーンに
置かれている赤いポールじゃないですか!
最近は自動で回るのか?と思いきや酔っ払いのリーマン(推定年齢30代前半)が
頭に被ってくるくる回っておりました(笑)。
どうやら近くの居酒屋から出てきばかりの団体様で
その現場近くには、がっしと抱き合った動かないリーマン2人も発見。
頭の中で直ちに物語が組み立てられ
腐女子的解釈しか出来ない自分に呆れつつも、でもこれで良いのよ〜
とそっとつぶやいてみた5月の夜。
あ、ちなみにあの赤いポールは「セーフティーコーン」と言うらしい。
月村奎 1998年 花丸文庫
4月30日から一泊二日で友人と信楽方面へ旅行して来ました。
行きの新幹線で友人にちょっとしたハプニングがあり
私は京都まで一人旅することに・・・そんな時、持ってて良かった文庫本。
中身は勿論BL本(笑)。
一人の時間は有効に使うべし〜。
タイトル『おとなり』という表題作はなく
「千里同風」と「Every Jack has his Jill」の二つからなります。
前作は和菓子屋の次男坊・久保田博紀とお隣の喫茶店「ら・てらす」の次男坊・芳野哲との同級生モノで弟組のお話。
後者はその長男達、芳野力と久保田多紀の二人が主人公となります。
ひっくるめてお隣同士、順当に兄と兄、弟と弟の恋物語。
今まで読んだ月村奎の中でこの本はコメディ?と思わせる位、軽いお話でした(笑)。
まず設定が笑えます。
和菓子屋と喫茶店(喫茶店経営者は母で父は会計事務所経営)。
父親同士は昔の恋愛事件がこじれて犬猿の仲。
和菓子屋の次男は親孝行者で優等生、しかし甘いものが苦手。
隣の次男は茶髪でノリが軽くちょっとお馬鹿。でも和菓子は大好き。
そんな二人は同級生で親の目を盗んで遊ぶ仲。
博紀は次男にも関わらず長男体質で何かとドジする哲のお世話役。
何もそこまで面倒みなくても〜と友人の指摘で
いつも哲を構いたくなる心はどこからきているのか、と自問し始めます。
片方がゲイではなく、二人ともフツウの男子高校生ですから
男が男を好きになるという問題をこの優等生はどう対処するのか?と
月村流背負い投げを期待していましたが、ほっこりとまとまってしまいました(笑)。
長男チームの方が一筋縄では行かず
和菓子屋の長男・多紀が色々トラウマを抱えていて月村キャラを堪能できました。
が、これからって所で終わっているのが・・・残念でなりません〜!
せめてHシーン終了まで書いて欲しかったです(笑)。
この本は古本屋でどーぞ。
新書館で月村本全作リニューアルを期待していますが、なかなかなりませんなぁ〜。
4月30日から一泊二日で友人と信楽方面へ旅行して来ました。
行きの新幹線で友人にちょっとしたハプニングがあり
私は京都まで一人旅することに・・・そんな時、持ってて良かった文庫本。
中身は勿論BL本(笑)。
一人の時間は有効に使うべし〜。
タイトル『おとなり』という表題作はなく
「千里同風」と「Every Jack has his Jill」の二つからなります。
前作は和菓子屋の次男坊・久保田博紀とお隣の喫茶店「ら・てらす」の次男坊・芳野哲との同級生モノで弟組のお話。
後者はその長男達、芳野力と久保田多紀の二人が主人公となります。
ひっくるめてお隣同士、順当に兄と兄、弟と弟の恋物語。
今まで読んだ月村奎の中でこの本はコメディ?と思わせる位、軽いお話でした(笑)。
まず設定が笑えます。
和菓子屋と喫茶店(喫茶店経営者は母で父は会計事務所経営)。
父親同士は昔の恋愛事件がこじれて犬猿の仲。
和菓子屋の次男は親孝行者で優等生、しかし甘いものが苦手。
隣の次男は茶髪でノリが軽くちょっとお馬鹿。でも和菓子は大好き。
そんな二人は同級生で親の目を盗んで遊ぶ仲。
博紀は次男にも関わらず長男体質で何かとドジする哲のお世話役。
何もそこまで面倒みなくても〜と友人の指摘で
いつも哲を構いたくなる心はどこからきているのか、と自問し始めます。
片方がゲイではなく、二人ともフツウの男子高校生ですから
男が男を好きになるという問題をこの優等生はどう対処するのか?と
月村流背負い投げを期待していましたが、ほっこりとまとまってしまいました(笑)。
長男チームの方が一筋縄では行かず
和菓子屋の長男・多紀が色々トラウマを抱えていて月村キャラを堪能できました。
が、これからって所で終わっているのが・・・残念でなりません〜!
せめてHシーン終了まで書いて欲しかったです(笑)。
この本は古本屋でどーぞ。
新書館で月村本全作リニューアルを期待していますが、なかなかなりませんなぁ〜。
吉田ナツ 2005年 ビーボーイノベルズ
カタカナの名前が気になり買った一冊。
話題の新人デビュー!とオビに書いてありました。
物語は付き合っている遠藤のマンションで合鍵が合わず戸惑う佐伯の場面から。
舞台は設計事務所。
営業の佐伯は中途で入社してきた美貌の設計士・遠藤に興味を持ち惹かれていきます。
佐伯は友人も多く社交的性格で見栄えも良く同性もいけるクチ。
逆に遠藤は家庭的に色々あり、友人と呼べる友もなく社内でも人間関係下手。
そんな姿を見兼ねて遠藤の上司と三人で飲みに行き、
ふとした会話が元で佐伯と大人の付き合いになっていきます。
この本は初心者向きBLといいますか〜可もなく不可もなく抵抗感もないBL。
遠藤を通して男性が望む女らしき姿が見えるというか・・・・
決して自分から欲する事もなく、我が侭も言わず
いつも一歩引いて相手の出方を伺う美徳の持ち主ですが、Hには従順(笑)。
あまりにも自分を出さない遠藤に佐伯は嫉妬さえ覚えますが
私はイラつきを覚えるぞ(笑)。
付き合い始めの過去話から、結婚すると誤解して別れを選ぶ現在へと
続く話し運びは丹念に書かれていますが、いかせん二人とも良い人の模範過ぎて
佐伯の「好きだから」と別れを選択する所は、綺麗過ぎるような気がします。
遠藤を育ててくれた伯父さんが狡賢かったらまたちょっと変化があって面白かったかも。
定番的に綺麗すぎて私には甘甘の一冊でございました。
ダブル・ベッド
吉田 ナツ 海老原 由里

by G-Tools
カタカナの名前が気になり買った一冊。
話題の新人デビュー!とオビに書いてありました。
物語は付き合っている遠藤のマンションで合鍵が合わず戸惑う佐伯の場面から。
舞台は設計事務所。
営業の佐伯は中途で入社してきた美貌の設計士・遠藤に興味を持ち惹かれていきます。
佐伯は友人も多く社交的性格で見栄えも良く同性もいけるクチ。
逆に遠藤は家庭的に色々あり、友人と呼べる友もなく社内でも人間関係下手。
そんな姿を見兼ねて遠藤の上司と三人で飲みに行き、
ふとした会話が元で佐伯と大人の付き合いになっていきます。
この本は初心者向きBLといいますか〜可もなく不可もなく抵抗感もないBL。
遠藤を通して男性が望む女らしき姿が見えるというか・・・・
決して自分から欲する事もなく、我が侭も言わず
いつも一歩引いて相手の出方を伺う美徳の持ち主ですが、Hには従順(笑)。
あまりにも自分を出さない遠藤に佐伯は嫉妬さえ覚えますが
私はイラつきを覚えるぞ(笑)。
付き合い始めの過去話から、結婚すると誤解して別れを選ぶ現在へと
続く話し運びは丹念に書かれていますが、いかせん二人とも良い人の模範過ぎて
佐伯の「好きだから」と別れを選択する所は、綺麗過ぎるような気がします。
遠藤を育ててくれた伯父さんが狡賢かったらまたちょっと変化があって面白かったかも。
定番的に綺麗すぎて私には甘甘の一冊でございました。
ダブル・ベッド
吉田 ナツ 海老原 由里

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