桃色の雲

BoysLove本を含む読書感想日記。 感想日記はネタバレ全開です。 BoysLove・やおい・耽美等の語彙に反応しない方はご注意下さい。

お知らせ

いつもご訪問ありがとうございます。

連休の為、関東の実家に帰省します。
4月28日〜5月8日まで更新はお休みします。
宜しくお願いします。

皆様も楽しい連休をお過ごし下さいませ。






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『少年舞妓・千代菊がゆく!身代金は母の恋文』

我ながら幼い本を読んでいるなぁーと自覚はしてるんですけど〜
楡崎慎一郎(←舞妓・千代菊に恋をしている若き総帥)の色ボケ台詞が読みたくて
つい、手にとってしまいます。

シリーズものはまとめて読むと必ず挫折するので(私の性格上)つなぎに
一冊づつ読んでいます。この本は多少のタイムアウトがあっても舞台は現代だし
複雑な人間関係もないから大丈夫!
ちょっとした舞妓知識と京都めぐりができ、お気楽に読めます。
んな訳でお気楽な感想を(笑)。

『少年舞妓・千代菊がゆく!身代金は母の恋文』
奈波はるか 2002年 コバルト文庫

ひょんな事から舞妓「千代菊」としてお座敷に出た岡村美希也(おかむら みきや・13歳)が関西実業家の若手実力者・楡崎慎一郎(にれざき しんいちろう・32歳)に
見初められ、辞めるに辞められない状態になってしまった「少年舞妓」の物語です。

今回は千代菊が誘拐され、楡崎の義母を巡り楡崎兄弟が対立し、そして和解するお話。
この義母と楡崎の関係については・・・私は賛同出来ないなぁ〜(楡崎は義母と大人の関係になっていました)コバルトでこんな設定していいの?と年長者の私は目を見張ってしまいましたよ(笑)。

しかも義母は乳がんで乳房を切除したんですけど、ここで<扁平な胸の女性>とキーワードが出てくるんですよ。って事は〜扁平な胸=男=千代菊と図式が成り立ちますよね?
って事は〜これは千代菊が男でも楡崎はイケると読者をBL軌道に乗せていると
思われるんですけど〜。あ、深読みしすぎ?

この本はBLではなく、BL風味のジュニア小説と捉えていたけど、ここまで書いてあると
やっぱり根底にBLの匂いを感じますねー。
この仄かに漂う匂いがチラリズム的で読者は萌える訳ですが。

Hシーンはキスだけですが、19も年下の舞妓さんに楡崎は
『可愛い人が困っているのを見るのは、洗練されたエロティズムの一つ』
と平然とおっしゃいます。
こ、これコバルトだよね。
うわ〜恥ずかしいー!!
やめれー!!な台詞が楽しみで、次回はどんなキメ台詞で私を笑わせてくれるのか?
これだけを目当てに読んでいると言っても過言ではありません・・・(^^;)

★★★

少年舞妓・千代菊がゆく!―身代金は母の恋文
奈波 はるか
408600173X


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『スイート2・バケーション』

うえだ真由 2006年 ディアプラス文庫

これからの季節にぴったりの夏向きBL。
ちょっと女王様系の売れっ子作家・藍沢光輝(あいざわ みつき)と沖縄を拠点とする
ダイバー・江坂喬一(えさか きょういち)とのお話。

私的には少々パンチが弱かったけど全体的に甘めで安心して読めました。
書き下ろしの『恋はお熱く』は沖縄から高速船で一時間ほど行った島に生活を移した二人のお話。
一時間程度なら座間味島あたりかしら?
行ったことないけど〜その先の西表島には数年前に行きましたよー。
ホントに海が綺麗で、特に「イダの浜」はおススメです!
「星砂の浜」よりこっちに行くべし!
ここは泳がなくても行く価値ありですよ!!

って話がそれましたが・・・(^^;)
ささいな事から喬一とすれ違った光輝が東京に帰ってしまうんだけど、自分から
行動しといて喬一からの電話を待っていたり、担当者にあたるシーンは可愛かったなぁ〜。
構える事無くすんなり読めた一冊でした。

★★★

スイート2・バケーション
うえだ 真由
4403521320

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『晴れの雨。』

12日から3泊4日で結婚式の為、実家に帰りました。

行きの新幹線でふと、「朝丘さんの未読があったなぁー」と思いつき実家に着くなり
自室の押入れへ直行。ダンボールの山をごそごと探し回ってやっとこさー
未読本を見つけ、ついでに結婚式の洋服も発見。
結婚式は目白の椿山荘。お料理が感動するほど美味かった!
幸せな二人にあてられつつ、私の幸せってなんだろう?と帰りの新幹線で考える。
ふと手のひらに一冊の本が・・・。
ああーそうだ、これがあったわ。
最後に行き着く幸せはココかも知れない。
ちょっと待て。
そんな幸せで良いのか?!よく考えろ!ともう一人の自分を抑えつつ
帰りの新幹線で一気読みしたのがこれ。

『晴れの雨。』
朝丘戻。 2004年 コバルト文庫

学園ものBL。
主人公・高校二年生・如月光久(きさらぎ みつひさ)は高校の美術部顧問・宮城と
同性同士で不倫中。
宮城と昔付き合っていた榊原木生(さかきばら ぼくせい)の登場により宮城との関係が
徐々に変化していく・・・そんな危うく脆い過程を光久の一人称で書かれています。

朝丘さんも一人称を得意とする作家さんで感情移入しやすいんですけど・・・。
今回のお話は〜不倫、三角関係など入り組んだ内容で美味しい分野なんだけど・・・。
悲しいかなイマイチ理解出来ず。
2回は通読したんだけど、宮城の狡さに閉口し、ずるずると関係を続ける主人公の気持ちも理解できず、榊原の意味するところは何だったの?と腑に落ちない点が多かったです。
同時収録されている榊原視線で書かれた『あの日、初めての晴れの雨。』の方が
まだ理解できたかなぁ。

朝丘さんが作り出す主人公も内向的な性格が見受けられますが
月村キャラと比較すると、朝丘キャラの方が感受性が豊かで自分の世界を確立している
印象を受けますね。大きな違いは攻め男にクセモノが多いのが朝丘さん。包容力があり
安心して読めるのが月村さんですね。
最後まで気が抜けない朝丘本は独特の世界観がありますけど
すっーと入っていけたらシメたもの。一度覚えたらクセになります。

タイトルが示す晴れの雨(お天気雨の事です)の風景は綺麗で青春の一ページに出会ったような気持ちになりました。

んまぁ不倫といい三角関係といい、お目出度い席の後に読む本ではなかったですね(^^;)

晴れの雨。
せのおあき 朝丘戻。
408600383X

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アニメイト

ビブロスの受入れ先が決まりましたね。
よかった。よかった。
今まで通りの雑誌発行は難しいかも知れませんが
読者には混乱のないよう対応して欲しいです。
グッズとかCDとか増やさないで欲しいなぁ〜。
小説と漫画で精一杯だからこれ以上、BL散布はしたくないんですよ(^^;)。
何はともあれ新生ビブロスを楽しみにしていますー。

さて、アニメイトといえばアニメ店長。
一時かなりハマりまして〜CD集めていました。
アニ店でも本格的にBLネタをやるのか?
こちらの行方も見守って行きたいと思います(笑)。

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ブロークバック マウンテン

友人の結婚式に出席する為、東京へ。

元々生まれも育ちも関東で勤務地は東京という神奈川都民生活をしていたから
違和感はない筈なんだけど・・・
何故か東京人って冷たいっ!と感じた今回の帰省でした。
ぶつかっても無言の人が多かったからかなぁ〜?
だってさー大きい荷物なんだもん。
網棚に届かないんだもん。
すいませんって言ったじゃん。
そんな邪魔臭そうに見ないでよっ。
以上、山手線でのひとコマ(笑)。

心がぎすぎすしたら潤いを。
潤い・・・それはBL〜♪
東京さー行ったら
まずは乙女ロードで新刊と同人を物色するでしょー。
執事カフェに行って目の保養をしながら優雅にお茶を飲んでー
カエル映画観てーと色々、萌え予定があったんですけど
仕事や実家の都合で結局予定通りに行ったのはコレ↓だけでした。

『ブロークバック マウンテン』を観る!

勿論ホモ映画だから観たんだけど(笑)。
平生普段からホモ本を読んでいる私にとって「だからなに?」と監督に問いたい映画でした(^^;)
隣にいた女性は泣いていましたが、「むむむー」と消化不良の私。
愛の結末は両者揃ってなんぼの世界だから
あーいう一方的な終わり方をしてはいかんですよー。
そこでお涙頂戴とわかっていたから私は泣けなかったなぁ。
その手のエンドは昔のBL本によくあったし。
戦ってこそ男!
牧場こそ男のロマンよ!
住民を、いや州の皆を敵に回しても二人の愛を証明して欲しかったです。

山も河も映像はとても綺麗です。
登場人物で観るならば『モーリス』の方が上ですが(笑)
アウトドア派で馬好き羊好きには堪らない映画だと思いますよ。

しかしまぁー何ですか・・・・
濡れ場は映像で見るモンではありませんなぁ。
活字の途切れた台詞だけで私は十分だわ(^^;)

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『脱がない男』上・下巻

木原音瀬 2005年 ビーボーイノベルズ

クールビューティな上司は実は片○○なんて〜こんな設定、木原さんしか
思いつかないのでは(笑)?

化粧品会社を舞台にした部下(甲斐谷安和 かいたに・あんな)と上司(藤原康人 ふじわら・やすひと)のお話。
実は二人ともノンケなんだけど、べットインしたあの部屋のシーンは抱腹もの。
その前のゲイバーのママでも笑えるけど、会話もテンポよく道具も準備よく(笑)
その状況に追い込む手腕にはただただ感服。

いつものねっちこさはないけど、これはコメディーと割り切って読めば読むほど面白い!
全てお笑いか?と思いきや、仕事内容も手を抜いてないし、キャラの舞台作りは
しっかりしています。
恋愛コースも大切だけどお仕事もしてもらわないと、恋愛そのものが宙に浮いたお話に
なってしまうので、私としては看過できないポイント。
これには両方満足ですね♪

部下と上司の関係を最大限生かし、相手の弱みも最大限に利用し崩していく戦法(手法)はお見事の一言です!

『Don’t Worry Mama』と地続きですー。
三冊まとめて読んだほうがお得です。

★★★★★

脱がない男(上) Don't Worry Mamaシリーズ
木原 音瀬 志水 ゆき
4835217748

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『眠る兎』

木原音瀬 2002年 ビーボーイノベルズ

木原作品の中でも甘系に属するのでは?と思ったらこれはデビュー作なんですね。

加筆修正されているけど、デビューからこんなインパクトがあるお話を
書かれているなんて〜凄いですね。
お互いに身分を偽り、ゲイ雑誌の文通コーナーで出会ったというのも
実際にありそうな設定ですが、生徒と先生だったとは!
木原さんの描く人間関係、恋愛関係はドライなようでしつこくウエットだと思うんだよね。
このウエット感が堪らなく好きです。

人を好きになると汚い所もすべて曝け出すと思うんだけど
その過程をスバスバと暴け出すのが上手いですよね。
今回、ナビ役の同級生の登場で、まるく納まった感がありますけど
王子様設定をしない所も良いし、綺麗ではないところがデビューから
健在で木原ワールドを堪能出来ました♪

★★★★

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「恋愛操作」はどーなるんじゃ〜!!

BL界最大手のビブロスが倒産しました。
昨年の夏頃だったかなぁー。
知人から「危ない」と小耳に挟んでいたんですが
あの頃はエンドユーザーには好調に見えたし
携帯サイトも頑張ってたし
この業界では老舗だし
まさかねぇー
と右から左に聞いていたんですけど。

某BL作家さんの日記で「ひとつの時代が終わった」と書かれていましたが
BL愛読者としては寂しい気がします。

人気作家を多く擁する出版社でしたから早く救いの手が差し伸べられる事を願っています。


うう〜蓮川さんの「恋愛操作」単行本、待ってたのにー。

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『スノーファンタジア』

うえだ真由 2005年 ディアプラス文庫

記憶喪失もの。
所々突っ込みたい箇所はあるんだけれど(^^;)主人公・松岡里央(まつおかりお)の
恋心がせつなく、胸キュンレベルは高いです。

大学生の里央と坂口陽史(さかぐちはるふみ)は半年間、留学することになった
陽史の彼女を成田で見送ります。その帰りに交通事故に遭い、陽史は記憶を失います。

この坂口くん(攻)は政治家の娘・黎子と公にできない付き合いをしているんだけど
好きな人が好きになった女性だから〜と里央が坂口の為に橋渡しをする姿は健気です。

ここ二年間の記憶が戻らない陽史をフォローする傍らで里央は今まで打ち明けられなかった
想いを募らせます。結局は陽史を騙すことになりますが「今だけ」と解放した恋心と
「でもこれで良いの?」と自答自問しながら進んで行く過程はせつなかったです。
里央の一途さに惹きこまれたお話でした。

さて。BL本において女性の扱いが気になる私。(←政治家の娘・黎子です。)
大学二年生で婚約者がいて、さらに陽史と付き合っている黎子さん。
強気な設定でしたから軽井沢でひと悶着あるだろうと想像していたんですけど〜
あっさりと終わってしまいましたねー。(^^;)

男とハッピーエンドというセオリーがあるBLですから、結末はわかっちゃーいるが
後始末をどうつけるのか?これも作者の腕の見せ所ですよね。
まぁメインはあくまでも男と男だからこの場合も女性は当て馬キャラでなければならないんですけど。もうちょっと自己主張してもよかったかと思いました。

★★★

スノーファンタジア
うえだ 真由
4403521185

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『ミスターマーメイド』

水城せとな 1996年 青磁ビブロス

窮鼠は〜』でハマってしまった水城さん。
むくむくとコレクター根性が湧き上がる・・・。
こーいう時、出戻りは辛いのよね〜。
絶版になっている本も多々あるし、古本屋巡りにも限度があるし
ネットで落とす手もあるけど金銭的な面もあるし〜。
BL躍動期に一般女子で生活していたあの頃が悔やまれます(笑)。

さて。
この漫画はネットの古本屋で見つけました。
タイトル通り『人魚姫』がモチーフになっています。
昨今にみる安心して読めるBLではなく、花とゆめ系とでも言いますか
少女漫画でも通るようなお話です。(白泉社で人魚姫といえば清水さんですね)
人魚といえば口がきけない、足が痛いが大きなポイント。
自分の意思を言葉で伝えられないもどかしさ、この人間になる為に払った代価が
読者を惹きつけます。
泳ぐ魚と涙が美しく、そしてせつない物語です。

★★★★

同時収録『フジノヤマイ』→謎解き漫画も上手いです。


そーいえば・・・
当ブログ、お蔭様で一年を迎えることができました。
つたない文章で思いつくまま書いている稚拙なブログですが
観てくださる皆様がいるからここまで来ることが出来ました。
どうもありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。

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