桃色の雲

BoysLove本を含む読書感想日記。 感想日記はネタバレ全開です。 BoysLove・やおい・耽美等の語彙に反応しない方はご注意下さい。

スパイは秘書に落とされる

烏城あきら 2006年 キャラ文庫(徳間書店)

個人的にキャラ文庫とディアプラス文庫は装丁が綺麗だからお気に入り。内容もぶっ飛んでないし鞄にもそっと入れやすいから(笑)。

ノリがいいお話です。
産業スパイ(攻)と社長秘書(受)の攻防戦。
騙し騙されの展開なんだけど、攻め視線で進むからあれれ〜?と大逆転に気づくのは
ラストです。
社長と秘書、あるいは逆のお話はよくあるけど、ウジョーさんらしく会社ひとつ取って
見ても成り立ちや業績など土台がしっかりしています。
喜美津化学ほどではありませんが(笑)。
攻め男をばっちり二枚目風に書かない点があたしは好きだな。
映画のようにスケールは大きくないけど、この読ませるスピード感にはわくわくします。
続編が読みたい!

スパイは秘書に落とされる
烏城 あきら 羽根田 実
4199004009

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許可証をください!シリーズ

嵐を呼ぶ台風!?―許可証をください!(3)
烏城 あきら 文月 あつよ
4576050044


烏城あきら 2005年 シャレード文庫(二見書房)
嵐を呼ぶ台風!?〜許可証をください!3〜
ただいま定修中!〜許可証をください!4〜

やっぱり面白い。
面白すぎるぜ、ウジョーさん!!
このシリーズは大好きさー。

面白いからとにかく読むべし。

と、この一言に尽きるんだけど〜。
お勧めの本を言葉巧みに如何に旨そうにススメルか?これはかなり難しい・・・。
ボキャが少ない身なのでいつも四苦八苦してるんですよ(^^;)。

すべてのBL本はベットに通ず。これ、基本。
それじゃぁHシーンの為だけに読んでいるだけでは?と聞かれたら『イエ〜ス♪』と
笑顔で答えちゃうけど、それだけであってもそれだけではないのであります。
ラブに通じる過程が大切なんでありますよ。
何事もそうだけど結果にたどり着くまでの試行錯誤が面白いのさ。

んで話は許可証シリーズに戻るけど〜
工場という異色の舞台で繰り広げられるこのお話。
『3』は渇水に見舞われ納期が危うくなった所に今度は台風。
冷却器とか腹水器とか機械フェチではないのでイマイチつかみ難かったけど、
ひとつの困難に向けて立ち上がる男達!
この問題に直面しつつ、恋愛も進行していくんですよ。
受男は天然さんで笑いを誘う部分も多々ありまして、攻め男の解釈がなければ読者も
『?』な状態になりますがここは作者さんの綿密な書き込みにより迷う事はありませぬ。
『4』は“定修”という聞きなれない言葉が出てくるけど、受男を狙う御代の登場で
ラブ面は更にヒートアップ!
これを読むと作業着の世界に萌えをカンジてしまいます(笑)。

最近、リーマンBLに飽きを感じているそこの貴女!
作業着姿の汗臭い男達に魅力を感じてみませんか?
仕事の濃度とラブの濃度が比例するこのシリーズ。
こんな美味しい本はなかなかありませんよ〜。
是非、ご賞味あれ〜!

ただいま定修中!<許可証をください!4>
烏城 あきら 文月 あつよ
457605192X

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WISH

月村奎 2007年 ディアプラス文庫(新書館)

うっほ。
安心して読める月村さんですー。
この本の初出は白泉社の花丸ノベルズでしたね。
今でも実家の押入れの奥ーーーに厳重に(笑)保管してあります。

うーん〜。
残念な事に一度読んだ話だから胸をときめくわくわく感がありませんなぁ。
(月村さんごめんなさい。)
復刊本は書き下ろしの為に買ってるようなモンだけどページ数も少ないし・・・。

そーいえば木原さんもリブレ出版で新装本がばしばし出ていますが
あの『WEED』『FLOWER』『PALLANATION』も復活するそうですね!
『FLOWER』は古本屋にもないから嬉しい!!

っと話はそれましたが・・・
このお話は月村さんのデビュー作。
携帯電話が出てくるあたりが加筆修正箇所と思われますが、本筋に影響はなし。(影響したら違う話になってしまうがな・笑)
王道の月村ワールド、ここにルーツありってカンジですかね。
月村さんの魅力は“飾らないBL”と思っているんだけど、受、攻めとも好青年(少年)でね〜。
イイ子なんだよね。このお話では特にそれが強いかな。
月村さんの本には自己解釈してぐるぐる回ってしまう受君がよく登場するんだけど、
これはデビュー作から見られた傾向だったんですねー。
険悪な伯母様が一名登場するけど最後には和解ムードになっているし〜
攻め男の妹が阻止行動に出ても受君は自分を責め一歩引いてしまう。
おや?どうした?と攻め男の差し伸べる手に主人公も読者も安心するんだよね。

月村さんの攻め男は何かあったら僕に言うんだよ、風の頼れるお兄さんで好きなんですよ。
余計な手出しはせず、あたたかく見守ってて困ったら即、対応してくれる柔軟剤入り洗剤みたいなオールインワンタイプの性格(←ちょっち意味不明・笑)。
そんな男、おらんがなーと、どこからか声が聞こえてきそうだけど(^^;)
これは私が長女で頼られる方だったら、そういう甘えられる存在に憧れるのかも知れない。
そう見ると・・・私ってば攻め男に自分の理想の男性を重ねていると言えるわね(笑)。


WISH
月村 奎
440352155X


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ROSE GARDEN

ROSE GARDEN ―ローズガーデン(1) Holly Novels 01
木原 音瀬 禾田 みちる
488386264X



木原音瀬 2005年 ホリーノベルズ(蒼竜社)

木原さん初?のファンタジーもの。
人間とハーフの悪魔と薔薇天使の物語。

学園ものだろーが、業界ものだろーが舞台が変わっても受と攻めのスタンスは木原節。
薔薇天使が天使なのに意地悪で(笑)悪魔さんは悪魔なのに信心深くて一途でねぇ。
薔薇天使に尽くしっ放し。
受が性悪なのは木原さんによくある事だけど、“天使”なるイメージを世の中の天使に
当てはめて読んだから苦しかったなぁ。
天使といったら意地悪など絶対にしない、純粋無垢なる善の塊りと思いませんか?

そう、木原本にココロ優しい天使を求めてはいけない。
求めた私が馬鹿であった。
木原さんが描く天使は業の深い、人間の本性丸出しの天使なのであります。
1巻はその薔薇天使がいかに性格が悪いか、で費やされている気がするんだけど〜
娼婦が登場する2巻で物語がぐっぐと動きましたね。
改心するのが早っ!と突っ込みも入れたくなりましたが・・・。

ファンタジーって世界をまるごと創造するから作家さんの力量も問われると思うんだよね。
舞台の説明だけでページを割いてはいけないし、BLだからラブも必要だし。
今のところ満足できるファンタジーものを書くBL作家は六青さんかなー。
泣き虫な受が引っかかるけど・・・(^^;)。

ROSE GARDEN ―ローズガーデン(2)
木原 音瀬 禾田 みちる
4883862755



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恋について

木原音瀬 2006年 ホリーノベルズ(蒼竜社)

このホリーノベルズって木原さんしか出してないよね?
木原小説は売れると見込んでの出版だったらもっとわかり易く『木原文庫』とかにすれば
良いのにねぇー(笑)。

最初はまどろっこしいけど(^^;)王道路線をいく恋愛小説です。
後半の山場は奥様劇場といってもいいかな。盛り上がる箇所が随時あります。

木原さんの本はいつもどこかでサプライズがあります。
今回はずばり偽装結婚。
偽装結婚の裏には女性カップルがいまして〜彼女の合理主義に『成る程』と
素直に納得している自分がいました(笑)。

主人公の職業がブライダルコーディネーターで結婚というテーマも扱っています。
文中には男同士で挙式もあります。
この同性婚を深く掘り下げて主人公達にもっと反映させれば違った木原ワールドが
広がったかも知れないですね。

木原さんの本は今のところ、安心して読めるんだけど・・・
“痛い”という感覚が私にはないのか、鈍いのか(^^;)。
BLを離れても木原さんだけは追いかけるだろうなぁ。

恋について
木原 音瀬 大竹 とも
488386300X

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ど、どーも・・・

自分のブログなのに何で緊張してんだろ(笑)?

随分と仮死状態ですいません。
年明けから不幸が続き、1、2月は殆ど実家に居ました。
実家に居ても外出することもなく・・・PCは壊れていてネットが出来ず・・・
一般書もBL本も読めず・・・ひたすら弔問客にお茶を出して後片付けをしていました。
そんな生活を送っていたので男同士の恋愛よりも現実問題の方に目が行きまして〜。

BL本を現実逃避の場とは思ってないけれど
離れてしまうと熱が下がったように冷めてしまうのは何故?
このままここをクローズしても良いんだけど〜踏ん切りがつかず。
取り合えず手元にあるBL本を読破してから今後を考える事にしよーっと。←典型的なB型
お気軽性格(^^;)

ということで。
木原音瀬 『吸血鬼と愉快な仲間たち』 の感想を。

これはBLと言ってよいのやら?
Hを期待している方は読まないほうが良いです。
吸血鬼といえばライトノベルズではよく見かけるネタだけどBLではどーなんでしょう?
あ!『カシミアのダンディ』ってな本がありましたよね。(古!!)
あれは確か・・・黒いマントが似合っていたけど
木原さんが描く吸血鬼はドン臭くって冴えない三流吸血鬼です。
ひとつの事を成せばひとつ忘れる可愛いヤツです。
この健気な性格が受を強調しているようにも見えます。
いや待てよ。
木原さんの事だからこの性格のまま攻めなのかも知れない。
では相手は誰だ?
あの同居人かしら?でもあの同居人には刑事の彼が似合うと思うんだけど・・・。
と読んでない方にはとんと意味の分からない文章になってしまいましたが(^^;)
この本は『脱がない男』のノリで軽く読めます。
お話も区切りが付いているし、これはこれで楽しめるけど・・・
出来れば続刊が出たらまとめて読む事をお勧めします。

吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS
木原 音瀬 下村 富美
4883863107


追記・2007年より印の評価はやめました。

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